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2013年7月14日日曜日

<本> 不格好経営―チームDeNAの挑戦

先週届いていたのですが、あまりにも時間が無く読めずにおりまして…昨日から今朝にかけて一気に読みました。

南場さんとDeNAの魅力がこれでもかってくらい伝わってくる本。ビジネス本としてではなく、経営者以外も楽しめる読み物、でした。これは人気になるよね。

内容は、南場さんの半生記。DeNAの起業から紆余曲折を経て社長を交代し現在に至るまでの軌跡が描かれているわけですが、バックグラウンドとして学生時代の話やマッキンゼー時代の話にも触れられています。

とにかく、これだけ経営者に向いている人もいないんじゃないかと。ご本人は「不恰好経営」と書いていますが、実は不恰好でもなんでもなくて…まぁ読んでみてください。

南場さん、ユーモラスでちょっと抜けたキャラを演出してても、欲しいものは必ず手に入れようとするし、そのための結構手段を選ばない人よねw

2012年7月15日日曜日

<本> 世界一周ひとりメシ

イシコさんの本が出るというのでAmazonで予約。品薄だったらしくやっと届いたので読みました!

「あ、この本おもしろそうだ」という予感がしたんですよ。そういうのってありません?んで、そんな予感どおり、すごくおもしろくて良い本でした!

イシコさんとは某所の尾崎ビーフを食べまくる集いでご一緒させていただきまして、その独特の芸風雰囲気に一気にファンになってしまった経緯があります。ヤギ飼いの文筆業なんて、他にはそういらっしゃいません。

そのイシコさんが、世界各地で食べ歩いた記録。って書くと「なんだ、旅の本か」とか「なんだ、グルメ本か」ってなるじゃないですか。違うんです、そもそもイシコさん、「味に鈍感でひとりメシが苦手な人」なんです!

私も同じクラスタなのでわかるのですが(最近、一人でお店入れるようになりましたけど、昔はほんとに苦手で、一人で外食するくらいだったら自分で作るし、外出先でひとりメシなシチュエーションだとご飯抜いちゃうことも多かった…)、本当に迷うんです、ええ、お店に入るかどうかを決めるのに一苦労です。いろいろ考えちゃうとめんどくさいんです。まじで。

そんなイシコさんが、さらにハードルが高い海外でひとりメシしまくるわけですから、おもしろくないわけがありません。しかも文体が本当に素敵。嫉妬しちゃうレベルですね。もうね、本質的に良い人だよなーってのが伝わってきて、ニコニコしながら一気に読みきっちゃいました。

それにしても、世界にはいろんな料理があって、文化があるんだなと。イシコさんにmiil使って旅してもらいたいなぁ。

2012年7月3日火曜日

<本> フェイスブックが危ない

JNSAのSNS Security WGでご一緒した守屋さんが書かれた本。

題名が「フェイスブックが危ない」だったり、帯に「あなたの情報は盗まれてる!」なんて扇情的な文字が踊っているわけですが、内容的には適度なレベル感でよくまとまっており、フェイスブックを使っている多くの人に読んでいただきたい良本。

フェイスブックの登録ユーザ数も国内1500万を超えてきたとのこと。確かに便利で私も日常的に活用していますが、その反面、プライバシー的には怖いなと思うことも多々あるわけで。たぶん、一般の方は漠然と怖いという意識を持ちながら、今まで何もないから大丈夫と思って使っている方が多いんだろうと思います。本書は、そもそものフェイスブックの成り立ち、ビジネスモデル、どうしてユーザ情報を取得しようとするのかという話を論理的にわかりやすく説明し、ではどうやって自分を守れば良いのか、幾つかの方法を提示してくれています。

特に設定のところは是非読んでいただきたいところ。デフォルトの設定ではゆるゆるのフェイスブックも、もろもろカスタマイズするとそれなりのレベルにはなりますし、ログインの方法や通知など、実はいろんな機能が用意されていたりします。
特にフェイスブックは、設定や行動によって自分のプライバシーだけではなく、自分の友だちのプライバシーを侵す可能性もあるので、こうした知識は重要だと思います。

そうは言っても、今日はTwitterに自分のデビットカードやクレジットカードの写真を番号がしっかり見える形でUpしているクラスタがいるなど、信じられないことも起こっているわけで…どうしたら良いのかな。

ちなみに守屋さん、本書に関する印税のすべてを東日本大地震義援金募金に寄付することを決めておられるとのこと。
新書で数時間あれば読みきれる本なので、気になる方は是非。


 

2012年3月3日土曜日

<本> 非常識マラソンマネジメント他、これを読んでフルマラソンを完走しました!

早いもので、もう一週間たったわけですが、東京マラソンを走りました。ブログはこちら。
今から思い起こしても良い体験でした。マラソン初心者の私が年末の12月に出走を決めてから、何に頼って完走にこぎつけたのか、ぼちぼちまとめて行きたいと思います。

まずは、本の話から。

美味しいお酒の勢いで出走をコミットし、申し込んでお金を払い込んだまでは良かったものの、とにかく不安なわけです。出るだけ出て、最初の数キロでリタイアすればいいやって考え方もあるかと思いますが、性格的に無理。出るからには完走したい。そうは言っても膝には爆弾があるので、文明の利器をフル活用しながら行けるところまで行くって作戦を取りました。

まず、何にチャレンジするにしても情報です。ええ、ググりまくりましたとも。当然、書籍も活用するわけで、買い込んだ本はこの三冊でした。一番役にたったのが「非常識マラソンマネジメント」でした。なにせ副題が

レース直前24時間で30分速くなる!

ですよ。これは楽で良さそうです。

この本は、基本的にレース前をどう過ごすのが良いのか、特に栄養補給などの面に重きが置かれています。さらにホノルルマラソンの走り方、東京マラソンの走り方や実際に有益なグッズや食料など情報満載。お餅を食べるってのが連呼されているのですが、私はお餅苦手なのでパンを食べましたが、これ以外はいろいろ参考になりました。かなり役立った感じ。

「非常識マラソンメソッド」の方は、マネジメントの前に書かれた本で、マラソン初心者が実際に走れるようになるにはというストーリーが書かれています。トレーニング方法など、有用ではあるものの、マネジメントの方が良いかな。

もう一冊の「マラソンは毎日走っても完走できない」は、ご存知Qちゃんを育てた小出監督が書いた本。これは岩本さんの本と違ってすごくオーソドックスな内容で、一言で言うと毎日ジョギングスピードで走っていても決して速くなるわけではなく、ビルドアップやインターバルを組み合わせた戦略的トレーニングが必要という内容。ただし、このトレーニングに取り組むには圧倒的に時間が…

本を読んでもマラソンを速く走れるわけじゃないとか言う人いますけど、こういうのって情報戦なんだと思います。この本を読めば、普段走らなくても完走できる、なんてことはありません。ただ、完走する確率を上げることはできると思います。時間があればいろんなことを試せると思うのですが、そうじゃない場合は確からしい情報に頼るべし。

マラソンにチャレンジしてみたいって方におすすめ、是非読んでみて下さい!

2012年2月19日日曜日

<本> フェルマーの最終定理

前に買っておいたのですが、チマチマと読み始めて今日読み終わりました。
昨日、Google+でフォローしている方から友愛数の話が出てて、不思議なシンクロニサイティを感じたり。

さて、みなさん数学は好きですか?私は嫌いですw
いや、幾何の問題を解いたりするのは大好きでハマるとやめられなくなるんですが、つまらなくて、ややこしい式が並んでるのを見ると吐き気が…

で、この本はおもしろい方の数学の話です。「フェルマーの最終定理」もしかするとどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか?中世に実在したフェルマーという数学者が「私はこの定理を証明したが、余白が無いのでその内容は書けない」として亡くなってしまったばっかりに、数世紀にわたって数学者を悩ました難問です。

本書は、フェルマーの最終定理をめぐる様々な出来事だけではなく、数学の目指してきたものは何なのか、どんな発見があったのかなど興味深い内容が一般の方にも分かりやすい言葉で綴られています。素数の話も出てきますし、楕円曲線の話も…。サイモン・シンさんの力作ですね。

ここで、あれ?と思った方。はい、サイモン・シンさんはあの「暗号解読」の著者でもあります。これは文庫になる前に買って面白くて一気に読んだ記憶があります。特殊な業界じゃないと暗号なんて触れることもないですよね。ところが今のインターネット、暗号にかなり依存した世界になってるんです。それも素数や楕円曲線…

フェルマーの最終定理ともども、興味のある方には是非お勧めしたい本。そういえば、「数学ガール」なんて漫画もあるんですね。もしかして数学流行ってるの?


2012年2月18日土曜日

<本> 会社と仕事を変えるデザインのしかけ

ちょっとした用事の帰りに代官山の蔦屋書店によって、目についたので買ってきました。
で、さっき読了。2時間くらいで読める本です。

内容は会社や個人で仕事をするにあたってのデザインの重要性がわかりやすく解説されており、おすすめできる内容。以前から考えていた内容と被るので、共感しながら読みました。

世の中にはデザインが気になる方とそうでない方がいらっしゃるように思います。私は前者。著者と同じで残念な名刺をもらったり資料をもらったりすると、うーん、この会社(人)は大丈夫かな?って思ってしまうタイプの人間です。いや、何もすごく高度なデザインをしろと言ってるわけではなく、ある程度のコンセンサスが成立するくらいはデザインに気を配っても良いんじゃないかと思っているということです。

デザインを生業にしている方向けの本ではなく、あくまでも会社を経営してたり個人で事業をやられていたりして、例えば名刺や会社案内ってどうすれば良いんだろう?と思っている方に響く内容。だけど、本当はそこに意識が向いていない人に読んでもらうと良いと思うんですけどね。服装とかも同じなんだけど、見た目ってすごく大事だと思います。もちろん見た目だけじゃNGなんだけど、見た目で損をするのはつまらないですよね。

最近のIT系ベンチャー、特にWebやiPhoneなどのアプリケーションをサービスする会社は社内にデザイナーを置いてかなり高度なデザインや統一的なイメージを展開するところも増えてきましたが、数から言えばまだまだ。以前、この現状をなんとかしたいと思い、ベンチャー向けにデザインやコラテラル、名刺や封筒、会社案内などのセットを作って支援するってのができないか何人かに相談したことがあります。

何かできないか、もうちょっと考えてみようかな。

余談ですが、Amazonのレビューに「この著者の会社に仕事を依頼したことがある」って方がネガティブな文章を書いていて、大変な時代になったものだなぁと思いました。本の評価じゃないことを書き込むのってどうなんでしょうね。

2012年2月14日火曜日

<本> ストレス、パニックを消す!最強の呼吸法 システマ・ブリージング

たまたま立ち寄った本屋で見かけたので購入。
かなりインパクトがある表紙です。

呼吸の大事さは昔から感じていて、「最強の呼吸法」というタイトルに惹かれました。

閑話開始
ちなみにですね、口呼吸している人は、息を吸うのだけでも鼻からにすると人生変わりますよ、まじで。風邪引かなくなるしね。で、これをトレーニングするためには長距離走ったりヨガしたりが良いです。
閑話休題

で、肝心の本なのですが、全編呼吸法についてかと思ったらそんなことはなく、ロシアの護身術であるシステマに基づく様々な解説がなされています。もちろん呼吸法の解説に多くのページがさかれているわけですが、体のメカニズム、呼吸の重要性といったところから解説が行われています。

システマって以前聞いたことがあって、ガチのマーシャルアーツ系かと思ったら戦場で生き残るためのテクニックみたいなものなのですね。で、生き残るためにはまずリラックスし、視界を広げること、そのためには呼吸という流れが解説されています。戦場で死にやすいタイプとそうじゃないタイプなんて話もあり、うーん、なるほどと思ってしまいました。

そんなわけで、呼吸法とかストレスコントロールに興味がある人におすすめ。自分の体を良い状態に保つのって本当に大事で、そのためには呼吸であったり姿勢だったり、そういう基本的なことが大事なんだとつくづく感じる今日この頃です。

2012年2月5日日曜日

<書評> 迷いと決断

新幹線に乗って日帰りで旅をすることになり、ふと手に取ったのがこの本。
かなり前に読んだ新書なのに、なぜか本棚に残してありました。

最終損益2000億を超える赤字の中、社長交代のニュースを読んだことも頭に残っていて、それがトリガーになったんだと思います。

ちなみに私、SONYの大ファンです。歴代Walkmanは使い倒してきましたし、携帯もMemory Stick WalkmanなKDDI機(例の猿が感動してるCMのやつですよ)を始め、クルクルピッピに慣れ親しみ、テレビはトリニトロンのスタジオモニター(ええ、チューナーがついてなくてそれだけだと何も映らないやつですよ)なんて使ってました。某社で最初にUNIX触りまくったのもNewsだったなぁ。

そんなことはおいといて、書評です。いろいろと批判されることが多かったり、この本もいいわけだとか言われてたような記憶がありますが、私は経営者としての気持ちを正直に綴った良い本だと思います。今、読みなおしてみても共感することは多く、また出井さんが考えていた未来と現在が、かなり重なっているということを感じます。経営者として寝れない日々を過ごしたとか、あまりにひどい記事に心を痛めたなんてこともすごく共感。

なんか、書評じゃなくなってますが、端的に言うと私は出井伸之という経営者が好きなんだと思います。この本に書かれたことは出井さんの視点からの記述であり、実際にはいろんなことがあったこととは思いますが、それにしてもいろんな政治、パワーが絡み合う中、果敢にチャレンジされていた姿勢は素晴らしい。もちろん後から考えれば「間違い」と言われる経営判断もあるとは思いますが、経営判断なんてそもそも「その時点でベスト」と思うことを選択する以外の何ものでもありません。

時代は変わり、流行りの経営スタイルも変わっていくのかもしれませんが、魅力的な経営者というのはそんなに変らないはず。そんなところに興味がある方に読んでほしい本です。

それにしてもQualiaプロジェクトは続けて欲しかったなぁ……