2013年7月29日月曜日

<レビュー> SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM

「単焦点を超えるズーム、あるいはAPS-C延命の切り札」

Taken by SONY RX1

久しぶりにシグマのレンズを購入。
SNSに流れてきたマップカメラのサイトやヨドバシカメラのサイトの写真を見ていたら、居ても立ってもいられない状態になり、使わなくなっていたレンズを3本ほど抱えて中野にダッシュ!思いの他高額で下取りして頂き、おつりがくる状態になったので迷わずゲットしました。

シグマのアートライン、箱もシンプルになって良い感じです。 手持ちの7Dに早速装着、試し撮りに向かいました。まず驚くのは質感の高さ。シグマのレンズはCANONマウント、フォーサーズマウントで何本か使ってきたのですが、手元に残っているものは一本も無く…ところがこのレンズは純正と比較しても遜色ない質感。フードがカチリとはまるのに感激。さらにズームリング、ピントリングのトルク感は感動的なレベルです。

18-35mmという画角はCANONのAPS-C機に装着すると27mmから50mmちょっとをカバーします。広角寄りの標準ズームという感じですね。このレンズの特徴は何より全域でF1.8という明るさです。全域F1.8のズーム、私の記憶にはありません。28mm F1.8なら単焦点レンズ級だったりします。そもそもAPS-Cはフルサイズに比べてボケの量が不足するのですが、F1.8開放で使えるのであれば、F2.8相当のボケは確保できるかなと。APS-Cでフルサイズにかなわないのは、1)暗所性能、2)ボケを活かした作画ってところなので、レンズは明るいにこしたことはありません。

で、実際に写してみてどうなんだって話なのですが、これはもう素晴らしいレンズです。実はこの後、ビールを飲みまくってあまり枚数が撮れていないのですが、その実力は充分に感じることができました。描写も繊細で色乗りも良く、特にピントがあっているところからアウトフォーカスへのボケていく感じが素晴らしい。極端な言い方をすると、これだったら単焦点じゃなくても良いかな?というくらい。

フォーカスも速く、800g以上という重量ながら持った感じ、バランスが良くて重さを感じさせません。撮っていて楽しい、良いレンズだと思います。夜間の撮影など、もう少し使い込んでみたいですね。最近は6Dを持ち出すことが多かったのですが、7Dの出番が増えそうです。それにしても最近のシグマはすごい…

Flickr!のSETはこちらから。

2013年7月14日日曜日

<本> 不格好経営―チームDeNAの挑戦

先週届いていたのですが、あまりにも時間が無く読めずにおりまして…昨日から今朝にかけて一気に読みました。

南場さんとDeNAの魅力がこれでもかってくらい伝わってくる本。ビジネス本としてではなく、経営者以外も楽しめる読み物、でした。これは人気になるよね。

内容は、南場さんの半生記。DeNAの起業から紆余曲折を経て社長を交代し現在に至るまでの軌跡が描かれているわけですが、バックグラウンドとして学生時代の話やマッキンゼー時代の話にも触れられています。

とにかく、これだけ経営者に向いている人もいないんじゃないかと。ご本人は「不恰好経営」と書いていますが、実は不恰好でもなんでもなくて…まぁ読んでみてください。

南場さん、ユーモラスでちょっと抜けたキャラを演出してても、欲しいものは必ず手に入れようとするし、そのための結構手段を選ばない人よねw