2012年12月23日日曜日

<レビュー> Nespresso PIXIE

「エスプレッソ中毒者の友」


ネスプレッソのピクシーというエスプレッソメーカーのお話。

えと、まず私、エスプレッソが好きです。いえ、コーヒーが好きというわけではなく(朝食は紅茶派ですし)、エスプレッソが好きなんです。幼少の頃、ローマの立ち飲みバールで飲んだエスプレッソが原体験だったりするとカッコ良かったりするわけですが、うーの、えすぷれっそ、ぷれーご、くぁんとこすた?って言うのに夢中で味なんて覚えてませんw

朝10時ごろ、お砂糖ぶっこんでくいっと行くのも良いですし、午後の気分転換、もちろん夕食後も。ミルクをフォーミングしてキャラメルシロップ入れて飲むのもたまりませんね。抽出の時の蒸気が発する音も良いし、香りももちろん。ああ、エスプレッソって素晴らしい!

そんな素敵なエスプレッソなのですが、難点はその手順とお片づけの面倒くささにありました。いや、面倒じゃないって方はここでお帰りになっていただいて結構でございますw
ま、趣味の世界なので、コーヒーでも「手順」への拘りがあるのは存じておりまして…究極、茶道に繋がるものではないかと、はい、あれ?

閑話休題。で、今まではどうしていたかって言うと、エスプレッソ用に煎った豆を挽いて、それを計って詰め、マキネッタかエスプレッソマシン(電動)で加圧して…ってやってたわけです。ちょいと楽なポッド式のエスプレッソマシンは、ポッドを詰めてセットして水を入れれば出来上がりってな感じでした(前に使ってたSAECOのマシンはこれ)。いずれにしても一杯抽出したら豆を入れ替えて、詰めなおしてって作業が必要だし、後から洗うのもちょっと手間。

それに対して、このPIXIEは水を入れてスイッチぽん。温まったらシルバーのハンドルを上げて空いたところからカプセルセットし、ハンドルを引き下げたら後は抽出ボタンを押すだけ。ハンドルを上げると抽出済みのカプセルが回収用の場所に自動的におちて、そこにカプセルセットして抽出ボタン押せば終了。メンテナンスも異常に楽です。味も問題なし。というか、マキネッタとかに比べれば失敗することがないので常に安定したお味を楽しめます。

カプセルは、かなりの種類があります。ほとんどの方は、お好みの味を見つけることができるのではないでしょうか。お気に入りのCOSIはこんな感じ。カプセル10個入りで700円ちょっとだから、一杯あたり70円ちょっと。やっぱり粉から作るよりは高いけど、それでもお安い。後は環境的にどうなのってあたりかな?

大きさもすごくコンパクトになって嵩張らないし(初期型も使ってたのですが、あれはでかかった…)、軽いので普段はしまっとくことも可能。ミルクフォーマーとのセットもああります!エスプレッソ好きの方は、買っておいて損は無いプロダクトだと思います。

2012年11月23日金曜日

<レビュー> SONY DSC-RX1

「孤高のコンデジ」


特に予約などはせず、様子見をしていたのですが、上がってくる作例を見て仕事に使えそうだと判断し、購入することにしました。というか、作例のあまりの凄さに我慢できなくなったというのが正直なところ。
外観の写真などは色んなところで上がっていると思うので、例によって感覚的なファーストレビューを。

そもそもこれは何なのか?

一言で言うと「びっくりするような絵が撮れるコンデジ」です。この切り口で考えるとシグマのDPシリーズと同じセグメントと考えるとわかりやすいのではなでしょうか?大きさは最近のコンデジから考えると一回り大きく、ミラーレス一眼と同じか少し小さいくらい。

何が特徴なの?

そのボディに、35mm版フィルムと同じ大きさを持つフルサイズの撮像素子(フィルムの代わりですね)を突っ込み、専用設計の単焦点レンズを組み合わせて売りだしたことが話題になっています。早い話が「すっごくコンパクトなのに、すっごく良い写真が撮れる」というところを狙ったカメラですね。ちなみに「すっごく良い写真」のところは、お題にすると一晩くらいお酒が飲めるネタなので、ここでは掘り下げませんw

どんな写真が撮れるの?

ソニーの公式サイトのギャラリーや、ヨドバシカメラのRX1紹介サイトを見てください。ここで「おおっ!」と思わなかった人には関係がないカメラです。スルーしてください。自分で実際に撮影したデータを見ても驚いたのですが、フルサイズのDSLRと同等か、それを上回るような感じの絵が撮れていました。これに近かったのはDP1 Merrillで撮った画像を見せてもらった時かな。

DP1 Merrillは買わなかったの?なんでRX1は買ったの?

はい、スルーしました。DP1は以前使ってたことがあるのですが、一週間ちょっとで手放しちゃいました。私にはピーキー過ぎて…というか、当たると素晴らしい絵が出るものの、最近のカメラとしての性能で言うとダメすぎでした。その点RX1は、何のストレスもありません。オートにぶっこんでシャッター押せばそれなりの絵が写ります。ただ、このカメラは、ほぼ露出優先でしか使わないでしょうね。

EVF内蔵されてる方が良いよね?

うん、実は私も最初はそこが気になって、当初スルーを決め込んだんです。基本的にファインダー覗いて撮るのが楽しい人なので。外付けのEVFやファインダーは嵩張るし、バッグの中で取れちゃったりしてあまり良い記憶がないです。でもね、このカメラはEVFとか使って撮る機種じゃないんじゃないかと。あくまでもコンデジと同じように使いつつ、それなりに良い絵が写るってところがソニーさんの狙いどころのような気がしてきました。そうじゃなかったらNEX7みたいなデザインで出したんだろうし。

んで、どうなの?

ほとんど撮影できていないのですが、実力の片鱗は垣間見ることができました。写真はFlickr!のこのセットに上げていきます。プロダクトとしての良い物感や操作感は高評価。でもね、これ、やっぱりコンデジです。
iPhoneの性能が上がってから、コンデジを持ち歩くということが無くなっていたので、毎日これを持って出かけるのが楽しみな感じ!

誰か、お仕事くださいw

2012年11月20日火曜日

<レビュー> Kindle Paperwhite

「活字中毒症患者の処方箋」


Kindle PaperwhiteのWifiモデルが届いて一日経ちました。現時点でのレビューを書いておきたいと思います。

電子書籍と私

自他共に認める活字中毒症患者の私ではありますが、「電子書籍」という意味ではそれほど活用してきたわけではありません。本を裁断して読み込むいわゆる自炊のようなこともやったことありません。いわゆる電子書籍専用機というカテゴリのハードウェアを買うのも初めてだと思います。昔から「PDAや携帯、タブレットでドキュメントを読む」ということには慣れ親しんでおり、その昔は当時のPalm端末にRFCやInternet Draftを入れて読んだり、青空文庫を楽しんだりしていたものでした(遠い目)

昨今の電子書籍事情と私

そんな私が何故「電子書籍」的なものを慎重に遠ざけながら歩いてきたのかというと、これは「めんどくさい」のと「ユーザフレンドリではない」というのが最大の理由だったのかなぁと思うわけであります。特に黎明期においては「あー、この方式なくなっちゃうんじゃないのかな?」なんて後ろ向きの予想をしたプラットフォームが幾つかあったりしたわけですが、まさにその予想が大当たりしてしまったことは残念ながら事実と言わざるを得ません。後ね、ほんとにストアがダメ。購入以前の登録させるところからほんとにダメ。こんなんじゃね、売れるわきゃないっすよ◯◯さん!

Kindleと私

すいません、取り乱しました。そんなわけでKindle、期待していたわけであります。というか、初代iPadやGalaxy Tabの時代から、アプリケーションとしてのKindleは使っており、英語版の書籍を購入して楽しんでいたわけでして、今回のKindle日本版発売においても発表当日、すぐさま発注したわけであります。3GとWifiもほとんど悩まずWifiに決定。発表と同時に日本のストアで日本語の書籍が買えるようになったので、実際にKindle Paperwhiteが手に届く前の段階でiPadのKindleアプリケーションでかなりの数の本を購入してきました。Amazon Kindleのアドバンテージは、今まで紙の書籍を買うのと同じインタフェースで電子書籍が買えることと、多数の端末で読みことができること、そして「たぶん、なくならないよね」という安心感でしょうか。ここが他とは全然違うわけであります。

Kindle Paperwhiteと私

そうこうしているうちに昨日、Kindle Paperwhite到着。iPadやGalaxy TabでKindleアプリを使う際の不満点は1)輝度調整を一番低い状態にしても目が疲れる気がする、2)やっぱりバッテリーが持たない、という二点に集約されておりました。これがPaperwhiteで解消されるのではないかというのが購入動機。

そして待望のPaperwhiteですが、一日経ってみると買って良かった感が大きくなりつつあります。レビューを昨日書かなかった理由は、当初の印象があまり良くなかったから。いやね、iPadと比べてあまりの遅さに最初は壊れてるのかと思ったわけですよ。それとすでに購入していた本が多く、それを一気にダウンロードしようとするものだから遅い遅い…さらに、バックライトをつけた液晶の品質やフォントについても当初は良い印象がもてませんでした。ところが、バックライトをオフにして外に持ちだしてみると印象が一変。やはり本に近い印象で読みやすい!当初気になったレスポンスも「本を読む」という事に特化した端末として考えれば悪くないように思えてきました。

活字から離れられず、旅行にも本を抱えていくような中毒患者には最適なプロダクトのように思えます。後は読みたい書籍が揃ってくれれば私は文句ないかな。

初期設定、セキュリティと私

Kindleで一点気になったのが「Amazonのオンラインストアで購入するとアカウント設定が行われた状態で送付されてくる」こと。確かに、Wifiモデルで言えば、ネットワークに繋げば自動的にダウンロードが始まり、書籍もワンクリックで買えるなど利便性は高いと思われます。ただ、この状態で誤配送されたりすると何が起こるかなぁというのが気になるのも事実。後は、この辺りの事情を把握せずに「新品未開封」でオークションに出してしまうとか…
所詮、買えたとしても電子書籍って割りきりなのかもしれませんが、個人的にはちょっと怖いなぁと思います。なくした時のことを考え、端末のパスワードを設定し、ストアは無効化して使っています。

本と私

というわけで、今のところ気がついたことをつらつら書いてみたわけですが、冷静に考えてみると自分にとっては「電子書籍だなんだ」って議論がすでにどうでもよいことに気がつきました。未だに紙で読みたい本は紙で買いますし、電子版があってそっちのほうが読みやすければAmazonで購入し、いろんなハードで読んでいます。今までの電子書籍に関する議論って、どうしてもユーザ不在だったんじゃないかと。好きな本を快適に読みたい、というプリミティブな欲求の一番近くにあるのが今はKindleなんじゃないかと思います。

問題は、これだけ抱えてふらっと旅にでたくなること、かな。100冊くらい入れて、読み終わるまで帰ってこないとか…

2012年9月29日土曜日

<雑誌> NAVI CARS

雑誌は取り上げてこなかったのですが、すごく嬉しかったので…
NAVI CARS、第二巻発刊、さらに隔月月刊誌としてのスタートが決まったとのこと!

いや、めでたい。本当に良かった。いまさら自動車雑誌なんて売れるのかですって?一応イメージのためにAmazonへのリンクを貼ってありますが、早くも発売2日で売り切れになっており、書店でも手に入りにくい状態になってるそうです。早めに発注しておいてよかった…

車好きだった若かりし頃、CG(CarGraphic)やNAVIを買ってきては読みふけったものでした。CGは我々よりもひとつ前の世代から車好きを魅了し続けた雑誌で、猛者の中にはCGの発刊当初からのバックナンバーをほとんど揃えているという人も…NAVIはCGと比べると少しお洒落な+ライフスタイル方向に振った内容で、車と一緒のお洒落な生活というところが目指していた方向性だったのではないかと記憶しています。まーね、お洒落といってもそこは車雑誌。当時流行っていたPOPEYEやその他のナンパ系雑誌とは違います。キーワードはエンスー(エンスージアスト)で、今で言うオタク目線バリバリな特集や連載を楽しく読んだものでした。

そんなNAVIが廃刊を決めたのはいつのことだったでしょう?記憶に無いくらいなので残念でたまらなかったというよりは「そうか、時代の流れだよな」くらいに受け止めていたように思います。NAVIの後期といえば、某編集長の個性も手伝って、思いっきりファッション系に振られ、車雑誌としては若干違うベクトルに向いていたような気がします。

そして、ここに来てNAVI CARSとしての復活。いやぁ、良かった!うん、本当に。テーマは「もう一度クルマと暮らそう」だそうで、いやいや、そうだよねと思うわけであります。執筆陣は昔のNAVIに書いておられた人もいるものの、全体的に新しくなってる印象。だけど、いや、もう本当にクルマが好きなんで!というのが紙面から伝わってくる感じは変わりません。いや、ちょっとまだ肩に力が入ってる感じかな?

とにかく、昔NAVIを読んでいた方にもNAVI CARSから触れる方にも面白く読める雑誌になっていると思います。もしかしたら女子が目を通しても良いかもしれません。第一号、第二号とも瞬時に売り切れたらしいので、第三号はお早めにアサインを。

それにしても、第二号のエンスーなクルマ特集、各社自慢の「車好きが好きなクルマ」が名前を連ねる中、ホンダのクルマが一台も取り上げられなかったのが残念でなりません。NAVI CARSでクルマ好きの心を撃ちぬくクルマを発表してくれることを切にお祈りいたしております。

車関連の仕事とか書物とかしたいなぁ。

<レビュー> Apple iPhone5

「買う買わないではなく、どのキャリアにするかが問題」


そんなわけで、iPhone5にしてから一週間が経とうとしているので、とりあえずまとめておきます。数字的な進化やiOS6の機能(特に地図とか…)についてのレビューはたくさんあると思うので、感覚的なレビューをお届けしたいと思いますw

買わない理由は無い

まず、iPhone5に関しては買わない理由は見当たりません。そもそも電話に7万も8万も払う必要性がわからんとかおっしゃる方はスルーだと思われるので対象外。今までiPhoneを使って来た方から見れば、薄く、軽く、美しくそして速く進化したモデルなので、いっときましょうってことになるのかと。そして、今回は待望のフルモデルチャンジ。筺体から変わっているので新しいもの感も高いです。OSも進化して、より使いやすくなっています(地図を除く)。ガラケーを使ってきた方、Androidスマートフォンを使ってきた方、買いましょう。幸せになれます(地図を除く)。

素晴らしい仕上げ

今までのiPhoneもそこそこ仕上げがよく、持ってて嬉しい感が高いものでしたが、今回はさらに「良い物感」が上がってきています。この裏面のアルミ加工、他の素材とのチリ合わせ、ズレとかがまったく感じられず上質な感じが漂います。こういうのって、もともと日本企業が得意とする分野だったと思うんですけどね。問題は傷がつきやすいという報告があるのと、それを避けるためにカバーをつけるとこの美しさを楽しめなくなることでしょうか。でも、iPhone5、早速落としてガラス割った人もいるしなぁ。
ちなみにカバーをつけてると、殆どの人がiPhone5だと気が付かないみたいです。カバーを外すと「あっ!」っという声がw

やっぱりLTEとテザリング

iPhone5のハードウェア的な特徴の一つが、高速な通信ができるようになっていることです。LTEという3Gと比べると圧倒的に速い通信が使えるというのがポイント。ところがこのLTE、日本においては整備途上のもので、キャリアによって通信できるエリアがかなり違います。また、この回線を使ってPCなどをネットに接続できるテザリングも使えるようになっているのですが、この対応もキャリアによって異なっていたりします。

私はAU

iPhoneは、ずっとSoftbank Mobileの回線で使ってきたのですが、今回はAUにしました。事前に流れていた情報から判断して、自分が生活している圏内では圧倒的にAUの回線の方が良いであろうこと、すぐにテザリングを使いたかったことが大きな要因。
買った後でこんな記事も読んだのですが、確かにAU iPhone5は電池の持ちも良い気がします。AUのエンジニアさん、がんばったのね!

au版「iPhone 5」で真に注目してほしいポイント--KDDI田中社長が熱弁 »

問題はカメラ

現状、唯一の問題点はカメラ。画質的には問題ないのですが、画角が若干変わったことに戸惑っています。具体的には広角側に振られ(写る範囲が広くなった)最短撮影距離も長くなった気が。お料理の写真を撮ることが多いので少し混乱気味。
もう一点、光源が入るとひどいパープルフリンジ(紫の写り込み)が発生すると言われているのですが、私の使い方では発生していません。

まとめ

というわけで、買わない理由は無いので、どのキャリアで契約すると幸せになるのかを考えて早いところ手に入れましょう。あ、iPod+ルータって手もあるかもしれないけど、テザリングを考えるとiPhone5一本にまとめちゃうというのも手です。私はしばらくXiルータと併用しますが、AU LTEのエリアが広がってきたら一本化する予定。

ところで、iPhone5って何かに似てると思ってたんですが、某宇宙映画に出てきた黒い石版、モノリスって…

2012年9月17日月曜日

<本> 僕は、だれの真似もしない

前刀さんが書かれた本。ジャンルとしてはビジネス書や事項啓発本に入るのかな?
意外にも初めての出版だそう。

前刀さんはライブドアを起ち上げ、当時のオン・ザ・エッヂに売却後、アップルの日本法人代表を勤められた方。なんて話も知らない人が増えてるのもしれませんね。最近では、朝のフジテレビに出ているイケメン経営者って言った方がわかりやすいかもしれません。

私は以前、前刀さんのお話をお聞きする機会があったのですが、その時のお話とこの本の内容はまったくブレてない印象。キーワードは「セルフイノベーション」「connecting the dots.」あたりでしょうか。とにかく、現状に甘んじて何も考えずに過ごしていてはダメで、未来を見据え、自己改革をしながらいろいろやってみよう、そこから誰も考えつかないようなプロダクトやサービスが生まれてくるんだって筋になっています。

「論理より感性」であるとか、数字至上主義への否定、いわゆる市場調査的なマーケティングメソッドへの否定。今の働き方への疑問を含めて実は書いてある事は家入君が言ってることに近かったりする気がします。個人的には共感するところポイント多数。画一的な人間を作ってしまう教育自体に疑問を呈しており、前刀さんは実際にリアルディアという教育のための会社を興されています。

そんなわけで、興味が有る方は実際に手にとって読んで見ることをおすすめします。

元◯◯会社取締役って名刺を持ってる人がいて信じられない!とDisりながら、本の表紙にはしっかり「前アップル日本法人代表」って入ってるのはネタなのかな?w

2012年9月16日日曜日

<本> 新東京いい店やれる店

男子諸君、無条件で買うべき本です、これは。
(ちなみに、女子は買っちゃいかんと前書きに書いてありますw)

泣く子も口説く、ホイチョイ・プロダクションズのグルメ本。
ホイチョイといえば、「気まぐれコンセプト」だったりするわけですし、「私をスキーに連れてって」の大ヒットや、一部で真面目にマニュアルとして使われてしまった「見栄講座」などでも心に残るクリエイター集団なわけであります。

んで、彼らが作ったグルメ本ですから、生半可なわけがありません。
コンセプト的には、ウンチク含めて女の子を口説けるお店を紹介するって建てつけになってるわけですが、値段的なお得感などもしっかり解説してあり、これは実際に足を運んで食べてるなと思うわけであります。

お店のセレクションは流石の一言。いやね、この人達相当食べ歩いてますよ。それも昨日今日の話ではなくかなりのペースで。実はグルメ本というジャンルは難しくて、それこそ閉店しちゃうお店もあり、新しいお店だと再訪すると「ん?」となって味が安定してない場合もあり…

訪問したことが無いお店だけでなく、えーっ、こんなところに?ってお店もあり。ウンチクの部分も薄っぺらい話ではなく、読み物としても楽しく読むことができました。やっぱりこういうのは食べログじゃできない話。

題名がアレだったり帯に大文字で「エロ本です」って書いてあったり、中々手に取りづらい本かもしれませんが、そのあたりの演出を含めて楽しみましょう。

もう一度書きますが、男子諸君、絶対買いましょう!


2012年9月9日日曜日

<本> 起業成功マニュアル

あまりにも有名な、元アップルのエヴァンジェリスト、ガイ・カワサキさんが書いた本。
これもちょっと昔に発注して積んであったのを、スーツケースに突っ込み、プールサイドで読みきりました。

起業を考えている方、もしくは実際に会社を立ち上げている方には必須かな。
いまやVCのCEOを務めるガイ・カワサキ氏が、会社を立ち上げるために必要なプロセスについて具体的に解説してくれています。

実は、起業に関する情報は最近至る所にあったりするのですが、この本の特徴は抽象論ではなく具体論、そしてユーモアを交えた解説がなされていること。実際にVCを運営しているからこその記述も多く見られ(例えばVCがこういう発言をしたら断られていると思えとか)ニヤニヤしながら読みました。有用であって、読み物としてもおもしろい=素晴らしい本ですね。

すぐに起業を考えていない方にとっても、プレゼンテーションの仕方、話術の話など参考になることは多いです。

一点だけ文句を言うとすると、原題である「THE ART OF  THE STARTUP」を何故「完全網羅起業成功マニュアル」という邦題にしたのかってところ。起業成功マニュアルって言うと、怪しいノウハウ本に見えちゃう気がします。内容はまさに原題がぴったり。起業のARTについて書かれた本。

とにかく、すぐに発注して読んで欲しい!そんな一冊でした。

2012年7月16日月曜日

<本> 名ソムリエの、ふだんワイン

少し前に買った本ですが、ご紹介。
一応、Amazonのリンクを貼りましたが、すでに新品では買えなくなっているのね。

この本、柳さんが監修したソムリエが普段飲んでいるワインを紹介している本です。60人くらいのソムリエおすすめのワインが写真とともに紹介されているのですが、外山俊樹さんの写真が綺麗!写真集として楽しめるくらいのクオリティです。
ワインについては春・夏・秋・冬に分けられ、それぞれ15本程度が紹介される形。春で15本、見開きの左側に解説があって、右側は写真が一枚という構成になっています。

全体のトーンは「普段飲み」なのですが、それこそソムリエ個人によって違いがあって面白い。ただ、傾向的なものはあって、
・フルボディの赤はほとんどない
・ピノが多い
・リースリングなど癒し系白が多い
・ビオ系も多い
・発泡性ワイン多い、ただしChampagneはほとんどない
・アメリカ、南米、ニュージーランドなど新世界系のワイン多い
ってところ。
これはたぶん、自宅で作る料理との相性もあるのかなと。ああ、あとは冷やして飲むタイプのワインも多いですね。

ティレリー・ピュズラのヴーヴレイは飲みたいな。ラシーヌ扱いかしら?どっかに売ってないかなー。こういうのと連動で紹介されているワインをセットにして売ってくれたら面白いのに。

この本、電子書籍にならないかな。

2012年7月15日日曜日

<本> 世界一周ひとりメシ

イシコさんの本が出るというのでAmazonで予約。品薄だったらしくやっと届いたので読みました!

「あ、この本おもしろそうだ」という予感がしたんですよ。そういうのってありません?んで、そんな予感どおり、すごくおもしろくて良い本でした!

イシコさんとは某所の尾崎ビーフを食べまくる集いでご一緒させていただきまして、その独特の芸風雰囲気に一気にファンになってしまった経緯があります。ヤギ飼いの文筆業なんて、他にはそういらっしゃいません。

そのイシコさんが、世界各地で食べ歩いた記録。って書くと「なんだ、旅の本か」とか「なんだ、グルメ本か」ってなるじゃないですか。違うんです、そもそもイシコさん、「味に鈍感でひとりメシが苦手な人」なんです!

私も同じクラスタなのでわかるのですが(最近、一人でお店入れるようになりましたけど、昔はほんとに苦手で、一人で外食するくらいだったら自分で作るし、外出先でひとりメシなシチュエーションだとご飯抜いちゃうことも多かった…)、本当に迷うんです、ええ、お店に入るかどうかを決めるのに一苦労です。いろいろ考えちゃうとめんどくさいんです。まじで。

そんなイシコさんが、さらにハードルが高い海外でひとりメシしまくるわけですから、おもしろくないわけがありません。しかも文体が本当に素敵。嫉妬しちゃうレベルですね。もうね、本質的に良い人だよなーってのが伝わってきて、ニコニコしながら一気に読みきっちゃいました。

それにしても、世界にはいろんな料理があって、文化があるんだなと。イシコさんにmiil使って旅してもらいたいなぁ。

2012年7月3日火曜日

<本> フェイスブックが危ない

JNSAのSNS Security WGでご一緒した守屋さんが書かれた本。

題名が「フェイスブックが危ない」だったり、帯に「あなたの情報は盗まれてる!」なんて扇情的な文字が踊っているわけですが、内容的には適度なレベル感でよくまとまっており、フェイスブックを使っている多くの人に読んでいただきたい良本。

フェイスブックの登録ユーザ数も国内1500万を超えてきたとのこと。確かに便利で私も日常的に活用していますが、その反面、プライバシー的には怖いなと思うことも多々あるわけで。たぶん、一般の方は漠然と怖いという意識を持ちながら、今まで何もないから大丈夫と思って使っている方が多いんだろうと思います。本書は、そもそものフェイスブックの成り立ち、ビジネスモデル、どうしてユーザ情報を取得しようとするのかという話を論理的にわかりやすく説明し、ではどうやって自分を守れば良いのか、幾つかの方法を提示してくれています。

特に設定のところは是非読んでいただきたいところ。デフォルトの設定ではゆるゆるのフェイスブックも、もろもろカスタマイズするとそれなりのレベルにはなりますし、ログインの方法や通知など、実はいろんな機能が用意されていたりします。
特にフェイスブックは、設定や行動によって自分のプライバシーだけではなく、自分の友だちのプライバシーを侵す可能性もあるので、こうした知識は重要だと思います。

そうは言っても、今日はTwitterに自分のデビットカードやクレジットカードの写真を番号がしっかり見える形でUpしているクラスタがいるなど、信じられないことも起こっているわけで…どうしたら良いのかな。

ちなみに守屋さん、本書に関する印税のすべてを東日本大地震義援金募金に寄付することを決めておられるとのこと。
新書で数時間あれば読みきれる本なので、気になる方は是非。


 

2012年7月1日日曜日

<本> LESS IS MORE 自由に生きるために、幸せについて考えてみた。

本田直之さんの新刊。

Amazonで発注後、しばらく在庫がない状態だったのですが、先日届きました。

結論から言うと、すごく共感できる本です。自分も同じようなことをしている、経験してきたからかもしれませんが、今までの日本における常識的な幸福追求では、これからの時代、幸せを得ることは難しいってのは全く同意。

著者の問題意識は、日本はこれだけ豊かな国なのに、国際的な幸福度調査ではかなり低いランキングになることが多く(上位は北欧諸国)、これはどうしてなんだろう?ってところから始まっています。
で、単なる思索によるだけではなく、実際に北欧諸国に足を運び、そこで実際にインタビューを重ねることによって日本と北欧の違いを見出し、そこから話を展開させていくという構成になっています。

VIVAというソーシャルコマースのサイトの中でCafegrooveの浜田君との対談が上がっているのですが、そこでも「選択」がキーになると言われています。物質主義的な、欲しい物を手に入れて得られる短期的な幸福感から、自分がライフスタイルを選択することにより得られる長期持続可能な幸福感へのシフト、かな。

そのためには、今までの周りから押し付けられてきた常識を疑い、マルチインカムで仕事を楽しみ、スポーツや旅を取り入れたライフスタイルを実現しようという、従来からの著者の主張に沿った展開。
最近、「ドトールはノマドじゃなくて、スタバじゃないと」みたいな「ノマド論」もあるみたいですが、本質はこっちだよね。

さらっと読める本なので、みなさん是非読んでみてください。

副業をしたい人と仕事を結びつけるような仕事ができないかな、ちょっと考えようっと。

2012年6月22日金曜日

<レビュー> Apple 15inch Macbook Pro with Retina Display Part1

「素晴らしいディスプレイがついた、ちょっと大きなMacBook Air」




水曜日にMacbook Pro Retinaモデルを買い込んで二日目。そろそろファーストインプレッションをを書いておこうと思います。

結論から言うと、買ってよかったです、はい。

だと終わってしまうので、ごちゃごちゃと書きますw
巷には「Retina Displayを買わない何とかの理由」とかいうのが、ちらほらと出てきているみたいですが、まず、そう思う人は買わなければ良いと思います。
最初にネガティブな面から書いておくと、Retinaに対応していないアプリケーションの表示はすごく残念なことになりますし、Macbook Airと比べると重いのは否めず、毎日持ち歩いて使ったり、カフェで広げて使うには合いません。

このモデルを選択する一番の理由は、解像度云々ではなく、表示の美しさです。

こうしてBlogを綴っているだけでも、本当に綺麗。ちなみにこれの前のメインマシンはMacbook Proの13inchと17inchモデルで、Macbook Airの11inchを外での作業用に使うという構成。13inchのMacbook Airに統一しなかったのは、Macbook Airのディスプレイがダメだったから。それを除けばMacbook Airは理想のマシンだと思っています。

買おうかどうか迷っている人は、普通のMacbook ProとRetina Displayモデルが展示してあるApple Storeで並べて処理をさせてみて下さい。私はそれまで「潤沢に在庫するようになって、評価が定まってからでも遅くないかな」と思っていたものの、実際に表示を見てしまってからは欲しくてたまらなくなりました。逆にこのディスプレイに価値を見出さないかたは全力でスルーで良いんじゃないかと。むしろMacbook Airをお勧めします。

もう少しすると、このディスプレイに慣れてしまい、これが普通になってしまうんだと思いますが、ほんとに幸せ。

それにしても、このMacbookを売ってくれたアップルストア銀座の店員さんの笑顔は素敵だった。Appleのプロダクトって笑顔が似合いますよね!

詳細は例によって気が向いたら書きますw

2012年6月8日金曜日

<本> 体の病気も心の病気も首で治る

サンマーク出版の電子書籍で読みました。

何人かの方にはお話したことがありますが、最近うつ病になる人や体調を崩す人が多いのは、ノートPCやスマートフォンが普及し、目線を下げる姿勢を取る時間が多くなったせいではないかと考えておりまして、ふと目についたので読んでみました。

結果、あまりに考えていたことと同じことが書いてあったのでびっくり。

著者はCTスキャンなどの開発にも携わった脳神経外科医とのこと。かなり昔から不定愁訴の原因は首が凝ることによる自律神経への負担から生じるのではないかという仮説に基づき、これの研究と臨床をなさってきたとのこと。

現象の捉え方は全く同じで、
・ノートPCやスマートフォン(携帯)を使う時間が増える
・下を向いて作業をする時間が増える
・その時間は首の後ろの筋肉が頭を支えることになる
・頭の重量はスイカと同じかそれ以上
・首の後ろの筋肉がこの重さに耐え切れずコリ出す(=血行不良)
・さらに症状が進むと、自律神経が圧迫され、様々な問題が生じる
・うつやパニック障害を引き起こすことも…

実は、私も一時はかなりひどい首こり→肩こり→背中の痛みに悩まされ、ひどい時には痛み止めの注射を打ちながら仕事をしていたことがあります。

というわけで、「あれ、最近おかしいな?」と思う方、ちょっと手に取って読んでみてください。治すには生活習慣に気を配り、長時間同じ姿勢で作業をする場合には休みを入れるなどの地道な対応をしていくしかないみたいですが…

ちょっと気をつけてみようっと。

2012年5月9日水曜日

<番外> セキュリティプロフェッショナルが教える!知っておきたいSNSのこと50

昨日、「アマチュアカメラマンが教える!知っておきたい写真のこと50」って投稿をしたら頑張って書いてるガジェットのレビューとかをぶちぬいて一日で800PVくらいでるわけですよ。

んじゃ、一応それでご飯を食べてるセキュリティネタいってみよーって、いわゆる二匹目のどじょう狙いです。それにしても鰻の高騰は…

って書いてみたら途中からセキュリティ関係なくなってるわけですが、ま、いいかと。
いってみよー。

1
)
デフォルトの設定のまま使ってるとか馬鹿じゃないの?
2
リテラシーの低い友人はリスクです
3
)
いや、ちょっと待て5000人も友達いるのか?
4
)
おいおい、そんな可愛い子ばっかり友達なのか?
5
)
若い女の子に「いいね!」しまくるのはハラスメント認定します
6
)
いや、TwitterFacebookのパスワード一緒にするのはありえないから
7
)
さらにそのIDとパスワードを他のサービスに使うの論外だから
8
)
パスワードなんて意味ないっすよ
9
)
でも、心の平穏のためにランダムな文字列にしようね
10
)
だけど、書いちゃだめだろ
11
)
ファイルにアカウントとパスワードのペアを書いて暗号化するのはまあね。
12
)
パスワード管理ソフトを使うとモアベター
13
)
クリックする前にちょっと考えよう
14
)
短縮URLだったらなおさらだ
15
)
悪気はなくても知識が無い人も多い
16
)
ログインしてるブラウザでエッチサイト見るな!シークレットウィンドウ使おうよ
17
)
「知らなかった」は言い訳になりません
18
)
怒りに任せてPostするのは止めたほうがいいんじゃないかと
19
)
いや、別にいいんだけどね
20
)
Replyが無いって気にしてるほど相手は気にしてない
21
)
フォローしてくれてるんだから自分のPostを読んでくれてない
22
)
粘着うざい
23
)
フォローしたりアンフォローしたり繰り返すな、うざい。
24
)
ニヤリとさせてくれるPostは歓迎
25
)
綺麗な夕暮れの写真とかも歓迎
26
)
美味しい料理の写真も…miil使うといいんじゃないかな!
27
)
相手に「いいね!」を強要するのは「良くないね!」
28
)
ちなみに女の子のプロフィール写真は盛ってること多いぞw
29
)
条件反射でRTすな
30
)
雨が降ったからって喜ぶな
31
)
あ、FBの設定は時々変わるからプライバシー設定とか見なおした方がいいよ
32
)
アプリを承認するときには、権限を確かめてから
33
)
あれ?と思ったらググってみよう
34
)
もしかしたらSpamアプリじゃないの?
35
)
信頼出来る人だって酔っ払ってPostしてるかもしれない
36
)
信頼出来ない人だって酔っ払って
37
)
ま、自分が不愉快に思うことはPostしない方がいいね
38
)
誤爆には本当に気をつけるべき
39
)
女の子なのに自宅の場所晒して大丈夫?
40
)
パスワードのヒントをSNSで公開してないか?
41
)
SNSなんて所詮出会い系(嘘)
42
)
食事の間くらいはスマートフォン触るの止めたほうがいいんじゃね?
43
)
相互フォローってそろそろやめない?
44
)
自分の常識、相手の非常識
45
)
スルー力大事
46
)
NHK_PRに喧嘩売るなよ
47
)
飲んだ翌日は自分のPostをどきどきしながらチェック
48
)
たまには顔を合わせて飲みに行くのもいいよ
49
)
SNSって会えない時間を埋めてくれるよね
50
)
君がいてくれるからSNSは楽しい!

必要以上に怖がる必要はないんだけど、最低限押さえるところは押さえて楽しくコミュニケーションしましょってことだよね。
ネタ追加含めてコメントお待ちしております。

2012年5月8日火曜日

<番外> アマチュアカメラマンが教える!知っておきたい写真のこと50

GIZMODEに

プロカメラマンが教える! 知っておきたい写真のこと100

って記事があがってまして、Inspireされたので

「アマチュアカメラマンが教える!知っておきたい写真のこと50」

ってパクリ企画をやってみました。
まぁ、時々対価をもらって撮影したりしてますけど、基本アマチュアなので…
Flickr!はこちら

写真は楽しいね!


1
) とにかく撮ることだ


2
) セットレンズなんて捨ててしまえ


3
) 時には良いセットレンズもある


4
) 明るい単焦点レンズを使おう


5
) ボケにたよるな


6
) ピントがすべて。ピンぼけの写真なんて見たくない
7
) トイフォトチックに撮れば、見れる写真になるなんて都市伝説
8
) 別にJPEGでもいいよ(SIGMA以外)
9
) 光に敏感になること


10
) カメラマンの知り合いがいたら、スタジオ見学させてもらおう
11
) 安い三脚なんて捨ててしまえ


12
) カメラの癖を知ること


13
) まともに写真が見れないディスプレイなんて捨ててしまえ
14
) 確かにお酒を飲んで良い写真が撮れたことないね
15
) 軽さは武器


16
) スペックは大事だけどスペックに溺れるな
17
) スペックを語って良い写真が撮れないのはかっこ悪い
18
) いいから写真見せろよ


19
) フィルムカメラは古いのでも可、デジタルは一番新しいのが正義
20
) 光学的に死んでるレンズを味とか言うな
21
) でも、フルサイズで使えないレンズが小さい素子のカメラだとイケルこともある
22
) ライカはすごいよ。でもライカがすべてじゃない。
23
) ピント合わなかったらライカでとってもゴミ
24
) まず、まっすぐ立てることだ


25
) ホワイトバランスはオート任せきりダメな場合もある
26
) 特にPとか


27
) だから、SIGMARAWで撮らなきゃだめだってば
28
) ぶっちゃけ、ボディなんて二の次


29
) フィルム代とか現像代とか掛からないんだから、もっと写真撮れ
30
) 立ちっぱなしで写真とるな。視点を変えろ
31
) カメラは常に持ち歩いた方がいい


32
) レンズカバーなんていらねー。


33
) だけど、フードはつけといたほうがよい
34
) 多灯撮影が必要だったらメーカにこだわれ
35
) カメラは目をつぶってても扱えるくらいになれ
36
) 28-200のズームつけっぱなしだったらレンズ交換式なんていらない
37
) コンデジやiPhoneをバカにするな


38
) 聞けるんだったら「これ、どうやって撮ったの?」って聞け
39
) 同じ場所で時間や天候によって違う写真を撮りまくれ
40
) 人物撮影は写真の知識よりコミュニケーションスキル
41
) 綺麗な女子がいたら、とりあえず芸術のために脱いでくれないか聞いてみよう
42
) たまにはカメラ談義も楽しい


43
) 良いプリンタを買え


44
) プリントや額装も含めて写真


45
) 写真展には積極的に行こう


46
) それより写真を撮ること


47
) 雑誌買うより写真撮ろう


48
) 女の子の写真は許可もらってから撮ろう
49
) 撮った写真は積極的に人にみてもらおう
50
) 写真で誰かを幸せにできたらいいじゃない!


まぁね、機材で遊んだりするのも良いんですが、基本的に撮ることですよ。
コメントやら何やら歓迎。

2012年5月4日金曜日

<レビュー> OLYPUS OM-D E-M5 Part2

「買わない理由がない」


安いのに素晴らしい写りを見せてくれるM.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8との組み合わせ。

そんなわけで、私のまわりではOM-Dユーザが増殖中なわけですが、特にdigitalbearさんのこの投稿から始まるレビュー群を見ると、私も書かなければと反省したわけで。前回、購入した直後にレビューを書いたわけですが、「レビューになってない」とか「自慢か」などの非難轟々でございました。

ここ一ヶ月くらい、仕事もピークでBlogを書く時間が取れなかった(はい、単純にPriorityの問題です)のですが、毎年恒例の桜撮りは、ほとんどこのカメラで。撮りためた写真はFlickr!にあげてあります。

で、このOM-D EM-5、触ると欲しくなるという危険なカメラです。リリースから数週間は在庫がどこにもなく、手に入れること自体が難しかったようですが、GW前から改善し、在庫があるところにはある模様。Amazonも即納になってますね。ただし、潤沢というわけではないようなので、欲しい人は急いだ方がよいかも。

詳細はPart3、4やdigitalbearさんのBlogに譲るとして、一番の魅力ってなんだろうと考えると、一つはPart1でも書いたマクロフォーサーズ、フォーサーズの集大成としてのOM-D。今までの不満が概ね解消され、非常に良いボディに仕上がっており、そこそこ充実してきているマイクロフォーサーズなレンズを活かせるボディに仕上がっています。もう一つはなんだろうと考えると、やはりカメラとしての完成度の高さ。EVFの見え方は非常に綺麗で、意識しなければEVFであることを忘れてしまうほど。それなのに露出補正はダイレクトにファインダーに反映され、特に桜のような難しい被写体の撮影では非常に便利。もちろん望遠レンズも使いやすいです。さらに、現状最強に近い手ぶれ補正システム。反面、微かな動作音が常に聞こえ、気になる人も多いようですがやはり手ぶれを抑制できるのは大きいです。さらに、防水防塵仕様であること。金属ベースのボディは質感も高く、小さいながらもよく考えられた配置は使う程に手に馴染んできます。

このカメラ、キットレンズが秀逸なので、是非レンズキットで手に入れて欲しいです。で、キットレンズだけではなく、多数リリースされているマイクロフォーサーズマウントのレンズ、特に単焦点を手に入れて使ってみて欲しい。写真の楽しさがわかるはずです。

2012年4月2日月曜日

<レビュー> OLYPUS OM-D E-M5 Part1

「フォーサーズのあるべき姿」


えーっと、「E-5を売っぱらった私が、これに手を出す理由は無いだろう」と豪語したことをすっかり反故にし、買っちゃいましたよE-M5。巷では「あ、それOM-Dでしょ?」と言われるわけですが、OM-DはシリーズでE-M5がカメラの名前なんです(ややこしい…)

で、久しぶりに何回かにわけてレビューを書こうかと思っているわけですが、まずはファーストインプレッションから。

これ、すごく良いものです。

ええ、久しぶりにワクワクしちゃうカメラです。Webなどで見るよりも実物はずっと良いです。この大きさと重さ、そこから伝わってくる凝縮感……電源を入れる前から楽しくなってくるわけです。ええ、そうです、細かいこと言えばきりが無いですよ。ダイヤルのデザインはもうちょっと何とかならないのかから始まって……でもね、こういうカメラを世に出してくれた事自体に感謝したい、そう思うわけです。

去年の今頃はE-5というフォーサーズのカメラを買って使っていました。これも凄く良いカメラで、凄まじくレベルの高いZuiko Digitalレンズと組み合わえるとびっくりするような絵を吐き出してくれてました。はい、もちろんE-1から買った人です。E-1で撮った青空の写真は素晴らしかったなぁ……

で、なんでE-5を手放したかというと、マイクロフォーサーズが出てきて、このフォーマットは小さなカメラで使い、メインはキヤノンに収束させるのが良いかなと思ったのが大きかったと思います。絵自体はすごく好きで、なんだけどやっぱりフルサイズのカメラには敵わない部分もあり、だとしたら大きなカメラである必要はないんじゃないかと。
これが上記発言の背景ですね。4/3、m4/3はミラーレスのためのフォーマットでコンパクトさを武器に使うのが良いという判断だったわけです。

なにやら背景が長くなってまいりましたが、そんなわけで予約もしないで静観していたのが実物が出まわりだしたら気になって仕方がなくなり、こんなブログも見てしまってからはもうちょっとどうしようもなくなりまして……

http://robinwong.blogspot.jp/

んで、今のところの感想。これがフォーサーズマウントの王道、すごく良いものです!

2012年3月31日土曜日

<本> 50歳を超えても30代に見える生き方

本屋に山積みになってたので、ちょうど人間ドックを受けた後でもあり買ってみました。

著者の南雲先生、最近露出が多いですね。
確かに見た目は若いので、キャッチーなのかもしれません。

さて、内容なんですが、まぁ、読み物としてはおもしろいです。んが、ここに書かれていることが全部信じられるかというと、うーむって感じ。時間があったら読んでみても良いんじゃないかな、くらいの感じ。

で、どんな感じかというと、前半は寿命の話。ここはすごく説得力があります。人間の最大寿命は130歳弱で、その寿命を全うできないのは…って話。テロメアの話も出てきたりしてうんうん、そうかと。ここから生活習慣、メタボの話からガンの話に繋がっていきます。ポイントは、現代の人間は食べ過ぎで、それがいろいろな不調を引き起こすってこと。確かにそうかも。

ところが、ここから先が私はちょーっと腹に落ちない。例えば、果物は食べられたがっているのに対して、野菜は食べられたがっていない=毒があるので生では食べちゃいけないとか、人間の一生における心拍数は決まっていて、心拍数を高めるスポーツは寿命を縮めるからやるべきではないとか…

まぁ、もしかしたら事実なのかもしれませんが、ちょっとそこまではって感じ。ちなみに、南雲先生は一日一食で済まされ、ゴボウ茶を飲んでご健康だそうです。

アンチエイジングも大切ですが、バランスなのかな。


<本> あらゆる領収書は経費で落とせる

今日は二子玉川の駅で待ち合わせていたのですが、強風で待ち合わせ相手が乗っている電車が遅延。二子玉川の駅構内のブックファーストで、目につくところにあったので購入。待ち合わせまでの時間と電車で読んで、先ほど読み終わりました。

余談ですが、二子玉川駅の改札内にあるドミニク・サブロンって、一部のパンがむき出しになってる気がするんだけど、埃っぽくなったりしないのかな?

閑話休題。
で、この本、元国税調査官の方が書いた本です。題名がアレなんですけど、内容は極めてまとも。自分で会社をやっている人(ある程度ご存知だと思いますが)や領収書、経理に興味がある人にお勧め。

実は去年、電子化された社会を実現するためにはどうすればよいかを議論する会社をまたいだプロジェクトみたいなことをやっていて、そのテーマの一つが電子領収書でした。領収書や税務関連については相当調べたのですが、その際に感じたのが「わかりにくさ」でした。この本は、事業を行う際の経費計上、税金について、非常にわかりやすく書かれていると思います。

そもそもサラリーマンだから関係ないやって方にもお勧めしておきます。日本って源泉徴収+年末調整が行われている珍しい国なので、サラリーマンだとあまり税金を意識することがないのかもしれませんが、こういうのを知っておくのって大事だと思います。

筆者の「国に税金を納めるくらいだったら…」って観点は若干極端な気もしますが、頑張って働いてせっかく収めた税金、有意義に使って欲しいですよね。

2012年3月17日土曜日

<レビュー> Galaxy Nexus SC-04D

「よくできたGoogle端末、Simple is best」


禁酒が終わったら、すっかりBlogの更新ができなくなってしまいました。
いや、今もワイン飲みながら書いてるわけですがw
Facebookにも少し感想をかいたのですが、改めてまとめておきます。

そんなわけで、まちはRatina Display搭載の「新しいiPad」の話題で持ちきりの今、docomoのAndroidスマートフォン、Galaxy Nexusを買って来ました。docomoの型番はSC-04D

この端末は現時点でdocomoから出ているスマートフォンとしては唯一Android 4.0(Ice Cream Sandwich)を載せた端末になります。いわゆるリファレンスモデルと言われるもので、要はGoogle自ら「ほら、こういうの!」ってのを示したモデルになります。もちろん開発者向けの機能も入ってます。
出た時から気になっていたものの、今回購入したのは値段が劇的に下がったため。ちょっとFacebookに書いた情報を引用。

2月あたりから祭りだったわけですが、今月に入って月々サポートが切れたタイミングで機種変含めて15000円台という激安価格に。さらに、15日(昨日)からはdocomoの値下げ攻勢が始まって10000円で機種変できる状況に。
というわけで、データ回線での機種変ができるかどうか確認の上、近くのドコモショップで確保。もちろんコンテンツとか一切なし。0円とか4800円の激安店もあるらしいものの、在庫無いとかコンテンツ10種とか…
ちなみにdocomoは3000円でSIMフリー化できるので、海外持ち出し用にもGood。
新規で買うと0円だし、MNPだと40000円くらいキャッシュバックされるケースもあるみたい。」


で、首都圏では流石に在庫が無くなってきているみたいです。この週末が最後くらいじゃないかな。欲しい人急いで!

端末としては、すごくよくできた、ある意味つまらない端末ですw
動作は速いし、ディスプレイはものすごく綺麗だし。カメラも500万画素なのですが、良い写りです。iPhoneにすごく近い感じっていうとわかるかな?
その代わり外部記憶メディアが使えなかったり、LTEに対応してなかったりします。が、docomoの回線もってて、普段はWiFi運用の人は絶対行っとくべきだと思いますよ、これ。機種変で10000円以下ってありえないし。

そんなわけで、一部の方にはおすすめ!

<追記>
えーっと、テザリングは将来のUpdateで対応となっていて、現状動きません。
しゃべってコンシェルとか対象外です。

2012年3月3日土曜日

<本> 非常識マラソンマネジメント他、これを読んでフルマラソンを完走しました!

早いもので、もう一週間たったわけですが、東京マラソンを走りました。ブログはこちら
今から思い起こしても良い体験でした。マラソン初心者の私が年末の12月に出走を決めてから、何に頼って完走にこぎつけたのか、ぼちぼちまとめて行きたいと思います。

まずは、本の話から。

美味しいお酒の勢いで出走をコミットし、申し込んでお金を払い込んだまでは良かったものの、とにかく不安なわけです。出るだけ出て、最初の数キロでリタイアすればいいやって考え方もあるかと思いますが、性格的に無理。出るからには完走したい。そうは言っても膝には爆弾があるので、文明の利器をフル活用しながら行けるところまで行くって作戦を取りました。

まず、何にチャレンジするにしても情報です。ええ、ググりまくりましたとも。当然、書籍も活用するわけで、買い込んだ本はこの三冊でした。一番役にたったのが「非常識マラソンマネジメント」でした。なにせ副題が

レース直前24時間で30分速くなる!

ですよ。これは楽で良さそうです。

この本は、基本的にレース前をどう過ごすのが良いのか、特に栄養補給などの面に重きが置かれています。さらにホノルルマラソンの走り方、東京マラソンの走り方や実際に有益なグッズや食料など情報満載。お餅を食べるってのが連呼されているのですが、私はお餅苦手なのでパンを食べましたが、これ以外はいろいろ参考になりました。かなり役立った感じ。

「非常識マラソンメソッド」の方は、マネジメントの前に書かれた本で、マラソン初心者が実際に走れるようになるにはというストーリーが書かれています。トレーニング方法など、有用ではあるものの、マネジメントの方が良いかな。

もう一冊の「マラソンは毎日走っても完走できない」は、ご存知Qちゃんを育てた小出監督が書いた本。これは岩本さんの本と違ってすごくオーソドックスな内容で、一言で言うと毎日ジョギングスピードで走っていても決して速くなるわけではなく、ビルドアップやインターバルを組み合わせた戦略的トレーニングが必要という内容。ただし、このトレーニングに取り組むには圧倒的に時間が…

本を読んでもマラソンを速く走れるわけじゃないとか言う人いますけど、こういうのって情報戦なんだと思います。この本を読めば、普段走らなくても完走できる、なんてことはありません。ただ、完走する確率を上げることはできると思います。時間があればいろんなことを試せると思うのですが、そうじゃない場合は確からしい情報に頼るべし。

マラソンにチャレンジしてみたいって方におすすめ、是非読んでみて下さい!

<本> バイラル・ループ

思うところあって、ちょっと前に読んだ本書を再読。

良い本。今読んでも内容的にまったく色褪せてないし、本質的なところを捉えてると思うので、この分野に関わってる人、マーケターのみならず、広くおすすめ。

「思うところあって」の内容を具体的に書くと、最近のWebサービス、特に立ち上げのやり方に若干違和感を感じてたってことだと思います。なんて言うのかな、意図的に「バズらせる」ってのが、少しやり過ぎなサービスも見受けられるようになり、それって本質的じゃないんじゃないの?と、思ってたわけで。

誤解してほしくないのですが、良いサービスを広めるためにバズらせる、バイラル係数を上げるってのは必要なことだと思います。特にマーケティング予算が限られる、もしくはほとんどないベンチャー系のサービスにとってはバイラル・ループがすごく大事なのは自明のこと。

ただ、やっぱりバイラルって「ワオの連鎖」だと思うわけです。自分が使ってみたサービスがすごくよかったから友達にも紹介したい、Twitterで「使ってみて!」ってつぶやく、ここがこうなったらもっと良いのにって意見を言う。で、どんどん連鎖が広がって結果的にサービスの利用者が増え、提供者側はサーバのCPUコストをひねり出しながらマネタイズへの道を見つけていく、みたいな。

なんだけど、サービス自体が「うーむ」なのに、FacebookやTwitterに勝手に投稿する(いや、もちろんOAuthの認証は掛かってるわけですが)のってどうなんだろうと。あまり心配することでもなくて、そのうちいつものパターンで淘汰されるのかもしれませんが。

あれ?レビューじゃなくて愚痴っぽくなっちゃったな。ま、いいか。

<レビュー> CANON EOS 5D Mark II

「3の予算で2とレンズが幸せかも」


そんなわけで、EOS 5D Mark IIIが発表になりました。スペックを見るとサプライズは無いものの、3年分の順当な進化が感じられ、たぶん良い絵が撮れるカメラになってるんだろうなと。が、ここであえて5D Mark IIってのはどうだろう?という話です。

5Dmk2は非常に良いカメラでした。発売は2008年の秋ごろだったと思います。24-105mm F4 ISのLズームと一緒に発表になったんだっけかな?当時はフルサイズがブームで、5Dmk2とNikonのD700、SONYのα900の特集がカメラ雑誌で組まれてたりしました。私は1DS MarkIIからの入れ替えだったと思います。1D系が重くて持ち出すのが苦になってたところに発表され、24-105mmのレンズセットを買いました。

このカメラ、出てくる絵は本当に素晴らしかったです。Flickr!のセットはこちら。スライドショーはこちら。16-35mm F2.8のLズームとか100mm マクロ、後は85mmなんかを良く使って撮っていた記憶があります。もちろん24-105mmのレンズも良くて、極端な話、この一本さえあればたいていの絵は撮れてしまうレンズだったりしました。

不満はAFのエリアが狭いのと、シャッターなどの動作音が気にいらなかったこと。OlympusのE-5が欲しくなった時に7Dとどっちを残すか考えた結果、7Dを手元に残しました。フルサイズが必要になったら将来買えばいいやという割り切りで。で、5D Mark III。今すぐに買うかというと微妙なところ。売り出し35万って考えると、だったら1DXかなという気もしてきます。CANONマウントのレンズを揃えてて、軽いフルサイズ機を待ってた方は迷わず買われるんでしょうけどね。あ、でもフルサイズで連写って必要ないし、望遠側欲しいから7D残して5Dmk3買いまし?うーむ…

さて、ここからが本題なのですが、CANONレンズが揃ってなくて、フルサイズに興味があって、という方がいらしたら、5D Mark IIと良いレンズを一本余計に買ってはどうでしょう?と思うわけです。今、Amazonで見ると、ボディだけなら17万、24-105L付きで24万。Mark IIIの予想価格はボディだけで35万、24-105L付きで45万。ここに20万の価格差が!20万あると結構色んなレンズが買えて、単焦点だと組み合わせによってはLレンズ二本、もうちょっと出すと70-200mmのLズームが買えます。マニュアルフォーカスで良ければツァイスのレンズも買えたりしますし、相性もばっちりです。

基本的に個人の趣味なので人それぞれと言ったらそれまでなのですが、5D Mark III買ってお金が尽きて互換レンズメーカの購買率ズームをつけるなんてのは愚の骨頂だと思います。ま、いいんですけど。

今回は5D Mark II+レンズって線をおすすめしましたが、この値段だともうすぐ発売のSIGMA SD1 Merrillがレンズ付きで25万くらいになりそうなんですよね。SIGMAのレンズを揃える気は無いので買わないと思いますけど、あ、でもマクロ専用機だったら…

って考えてる時期は楽しかったりしますよね。

2012年2月29日水曜日

The North Face Nuptse Bootie

「雪の日の外出が楽しくなる魔法のブーツ」



もう2月も終わりだというのに、今日の東京は雪景色でしたね。今日は靴のお話。
まさに今日履いていたブーツです。ノースフェースのNuptseブーツ。商品説明はこちら。東京だと年に何回かしか履く機会が無いのですが、雪が降った日やその翌日の道が凍結している日には最強のブーツです。

変わった形に見えますよね?そう、変わってるんです。えーっとわかりやすく言うと、雪道や凍結した道を歩きやすい幅広のソールにダウンジャケット的なアッパーがついているって感じ。実際、アッパー部分は700フィルパワーのダウンが使われておりまして、寒い日には相当暖かく感じます。

逆にフィット感とかは皆無に近く、一応ストリングで締めることはできるものの、これで運動しようとか山を登ろうとかは考えないほうが良いと思います。その代わり、これとヒートテックなソックスを組み合わせると、ちょっとした雪かきとかには最強。防水かどうかはわからないものの、水が染みてきたこともありません。あと、グリップは強いです。

後は形が面白いので、着てるものによっては意外とファッショナブルなコーディネイトになったりします。
Amazonだと男子用はコーデュロイのものしか残ってない模様。

そんなわけで、雪が降ると足下が寒かったり滑るのが怖くて憂鬱になるあなたにおすすめです。

2012年2月19日日曜日

<本> フェルマーの最終定理

前に買っておいたのですが、チマチマと読み始めて今日読み終わりました。
昨日、Google+でフォローしている方から友愛数の話が出てて、不思議なシンクロニサイティを感じたり。

さて、みなさん数学は好きですか?私は嫌いですw
いや、幾何の問題を解いたりするのは大好きでハマるとやめられなくなるんですが、つまらなくて、ややこしい式が並んでるのを見ると吐き気が…

で、この本はおもしろい方の数学の話です。「フェルマーの最終定理」もしかするとどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか?中世に実在したフェルマーという数学者が「私はこの定理を証明したが、余白が無いのでその内容は書けない」として亡くなってしまったばっかりに、数世紀にわたって数学者を悩ました難問です。

本書は、フェルマーの最終定理をめぐる様々な出来事だけではなく、数学の目指してきたものは何なのか、どんな発見があったのかなど興味深い内容が一般の方にも分かりやすい言葉で綴られています。素数の話も出てきますし、楕円曲線の話も…。サイモン・シンさんの力作ですね。

ここで、あれ?と思った方。はい、サイモン・シンさんはあの「暗号解読」の著者でもあります。これは文庫になる前に買って面白くて一気に読んだ記憶があります。特殊な業界じゃないと暗号なんて触れることもないですよね。ところが今のインターネット、暗号にかなり依存した世界になってるんです。それも素数や楕円曲線…

フェルマーの最終定理ともども、興味のある方には是非お勧めしたい本。そういえば、「数学ガール」なんて漫画もあるんですね。もしかして数学流行ってるの?


2012年2月18日土曜日

<本> 会社と仕事を変えるデザインのしかけ

ちょっとした用事の帰りに代官山の蔦屋書店によって、目についたので買ってきました。
で、さっき読了。2時間くらいで読める本です。

内容は会社や個人で仕事をするにあたってのデザインの重要性がわかりやすく解説されており、おすすめできる内容。以前から考えていた内容と被るので、共感しながら読みました。

世の中にはデザインが気になる方とそうでない方がいらっしゃるように思います。私は前者。著者と同じで残念な名刺をもらったり資料をもらったりすると、うーん、この会社(人)は大丈夫かな?って思ってしまうタイプの人間です。いや、何もすごく高度なデザインをしろと言ってるわけではなく、ある程度のコンセンサスが成立するくらいはデザインに気を配っても良いんじゃないかと思っているということです。

デザインを生業にしている方向けの本ではなく、あくまでも会社を経営してたり個人で事業をやられていたりして、例えば名刺や会社案内ってどうすれば良いんだろう?と思っている方に響く内容。だけど、本当はそこに意識が向いていない人に読んでもらうと良いと思うんですけどね。服装とかも同じなんだけど、見た目ってすごく大事だと思います。もちろん見た目だけじゃNGなんだけど、見た目で損をするのはつまらないですよね。

最近のIT系ベンチャー、特にWebやiPhoneなどのアプリケーションをサービスする会社は社内にデザイナーを置いてかなり高度なデザインや統一的なイメージを展開するところも増えてきましたが、数から言えばまだまだ。以前、この現状をなんとかしたいと思い、ベンチャー向けにデザインやコラテラル、名刺や封筒、会社案内などのセットを作って支援するってのができないか何人かに相談したことがあります。

何かできないか、もうちょっと考えてみようかな。

余談ですが、Amazonのレビューに「この著者の会社に仕事を依頼したことがある」って方がネガティブな文章を書いていて、大変な時代になったものだなぁと思いました。本の評価じゃないことを書き込むのってどうなんでしょうね。

2012年2月17日金曜日

Panasonic LUMIX G 20mm F1.7 ASPH.


「フォーサーズ最強のパンケーキレンズ」



前回LEICA DG SUMMILUX 25mm f1.4をご紹介しましたが、今回は20mm f1.7のご紹介。
25mmをつけて持ち出すことも多いのですが、荷物をコンパクトにしたい時などはこっちをつけて持ち出すことも多いです。

25mmとの一番の違いは「パンケーキ」レンズであること。パンケーキレンズとは、コンパクト差を優先させて鏡胴を短く設計したレンズです。一般論としてパンケーキレンズはコンパクトさを優先させるため、画質についてはちょっと我慢になることが多いのですが、この20mmは優秀。普通のレンズと比べても遜色が無い"でき"です。
というか、むしろ25mmが出る前まではマイクロフォーサーズ最高の一本と言っても良いくらいのレンズでした(確か、PanasonicのGF1のキットレンズだった気が。単品はしばらく品薄で手に入らなかったですね)

解放で使っても綺麗に写るレンズです。f1.7と25mmより少し暗いですが、気になる程ではありません。オートフォーカスになってさらに液晶やEVFでピントを見るようになると、これくらいの開放値の差は殆ど関係ないくらいです。一番のポイントは寄れること。20cmまで寄れる(素子からなので、レンズの先端からはもっと寄れる感じです)ので、マクロとまではいかないものの、そこそこ近接にも使えます。後はもちろんコンパクトで軽いこと。

弱点ですが、まずは見た目が…w そんなわけで、社外品のねじ込み式フードを必ずつけています。現実的に一番の弱点は駆動音がうるさいことでしょうか。耳障りってほどではないのですが、ピント合わせでジーコロジーコロ音がします。動画撮影には厳しい。あれ?これくらいしかないかな?25mmと同様、オリンパスボディと組み合わせると露出をあわせるために羽根が動く音がします。

このレンズも手ぶれ補正がついていないので、オリンパスボディとの組み合わせが最強。写真に写っているのはE-PL2です。余談ですが、2012年2月17日現在、E-PL2も底値ですね。Amazonでシャンパンゴールドのパンケーキレンズセットが31800円とかで売ってます。もうすぐ在庫が尽きると思うので、欲しい人は買いですね。ついてくるオリンパスの17mmをオークションかマップカメラで売り飛ばしても良いかも。いや、でもデジタルカメラが安くなるスピード、速すぎる気がしますね。

[追記:2012年2月17日]
Amazon見てたら赤のE-PL2のパンケーキレンズセットが29800円で出てますね。
[追記終了]

Flickr!は、このタグで見てください。Panasonicの商品ページはこちら

このレンズもマイクロフォーサーズを持っている限り売ることは無さそうです。


2012年2月14日火曜日

<本> ストレス、パニックを消す!最強の呼吸法 システマ・ブリージング

たまたま立ち寄った本屋で見かけたので購入。
かなりインパクトがある表紙です。

呼吸の大事さは昔から感じていて、「最強の呼吸法」というタイトルに惹かれました。

閑話開始
ちなみにですね、口呼吸している人は、息を吸うのだけでも鼻からにすると人生変わりますよ、まじで。風邪引かなくなるしね。で、これをトレーニングするためには長距離走ったりヨガしたりが良いです。
閑話休題

で、肝心の本なのですが、全編呼吸法についてかと思ったらそんなことはなく、ロシアの護身術であるシステマに基づく様々な解説がなされています。もちろん呼吸法の解説に多くのページがさかれているわけですが、体のメカニズム、呼吸の重要性といったところから解説が行われています。

システマって以前聞いたことがあって、ガチのマーシャルアーツ系かと思ったら戦場で生き残るためのテクニックみたいなものなのですね。で、生き残るためにはまずリラックスし、視界を広げること、そのためには呼吸という流れが解説されています。戦場で死にやすいタイプとそうじゃないタイプなんて話もあり、うーん、なるほどと思ってしまいました。

そんなわけで、呼吸法とかストレスコントロールに興味がある人におすすめ。自分の体を良い状態に保つのって本当に大事で、そのためには呼吸であったり姿勢だったり、そういう基本的なことが大事なんだとつくづく感じる今日この頃です。

2012年2月13日月曜日

Apple MacBook Air 11inch 1.6Ghz

「キーボード付きiPad」


今さらですが、MacBook Airのレビュー。私のは11インチの最小構成モデルです。定価で84800円のやつね。

今の形のMacBook Air、良いなぁと思っていたのですが、普段使っている13インチのMacBook Proと比べるとどうしてもディスプレイがだめ。で、こいつから乗り換えようとするとやっぱり13インチのフルスペックモデルになるわけで、お値段的にもかなりの出費。というわけで、スルーしていたわけですが、カフェでミーティングとかのシチュエーションで13インチのMBPを机の上に出すと、それなりに存在感あるわけです。店員さんの目も心なしか厳しいし。

もちろんiPad+Zagg Mateという手もあるんですが…

そんな昨年末のある日、渋谷のヤマダ電機でXiルータを見てたら、docomoのウィンドブレーカーを着たお兄さんが悪魔の囁きを耳元で。
「Xiにご興味ありますかぁ?」「ええ、今はWiMAX使ってるんですけど…」「Xiは速いですよ、今週末なら特別にPCと組み合わせて40000円引きできちゃいます!」「(おお?)それってMacBook Airとかでも良いんですか?一番安いやつ…」「在庫があればもちろんOKです、ちょっと見て、あ、ありますよ。割引は5%ですが、今日ならさらに5000円の商品券つけちゃいます。ポイントは40000円引いたところにしか付きませんけど…」「カ、カードでよいですか?」

というわけで、無料でXi端末ゲット。初期費用3000円掛かりましたが、84800*0.95-40000(キャッシュバック)-5000(商品券)-4000(ポイント)って感じで実質40000円切るお値段でMBAゲット。Xiの契約は二年縛りなので使わない月も1000円掛かりますが、もともとWiMAXから乗り換えを検討してたので問題なし(Xiの話は別に書きます)。後でググったら、昔は50000円引きもあったみたいですね。

で、このMBAですが、位置づけとしてはiPadの代替って位置づけ。アプリケーションもKeynoteを入れてる以外はEvernote、Echofon、Dropboxとかその辺で、基本的にローカルにファイルは保存しないというルールで運用してますが、なかなか快適。問題はChromeでタブをたくさん開いた時に動作が極端に遅くなることくらいかな。MBPと平行運用なので、自宅やパワーがいる作業にはMBP、バックの中にMBA入れっぱなしという切り分けになりました。

軽いってことはやっぱり素晴らしいのと、いろんなことがブラウザ+クラウドベースでできる環境があるので複数台で仕事をするのがすごく楽です。

15インチのMacBook Airが発表?という噂もありますね。どうなるのかな?

2012年2月12日日曜日

JVC Kenwood HA-EB75(ランニング用ヘッドフォン)

「音楽好きなランナーの友」


JVC Kenwood(あれ、合併したの?)のヘッドフォンHA-EB75です。
それまで使っていた、インイヤータイプのヘッドフォンがランニングしているとよく外れるので発注。先週届いて何度かランニングで使ったのでレビューです。

基本的に走るときにはiPhoneでNike+ GPSというアプリを使っています(あれ?無料じゃなかったっけ?)。このアプリはよく出来てて…あ、今回はヘッドフォンの話でしたね。Nike+ GPSは音楽を再生してくれる機能も持っていまして、たいていの場合はヘッドフォンをして音楽を聞きながら走っています。

で、このヘッドフォンが悩みどころ。今、走る時以外はAtomic Floydのヘッドフォンを気に入って使ってるのですが、これをランニングに使うのは無理。ランニング用ヘッドフォンに求められるのは、軽くて、外れにくくて、壊れにくく(防水)、そこそこお値段が安いことではないかと。音質は正直プライオリティ的にかなり低い感じ。ランニング用にはNikeの耳掛けタイプやPhilipsのインイヤータイプを使っていたのですが、うーんという感じ。で、Amazonで探して見つけたのがこれ。

お値段的にも2000円を切るリーズナブルな価格帯で耳掛け位置の調節が可能。さらに簡易防水機能もついてて、かなり理想的。というわけで、早速これを使いながら走ってみたのですが、フィット感、外れにくさはパーフェクトに近い感じです。フィットするしないは個人差があると思いますが、かなりいけてます。ちなみに私はサングラスをかけてるのですが、それも問題ない感じ。

いけてないところは、コードが長いことかな。この値段だからしょうがないのですが、付け替えが可能になっているか、もしくは二段式になってるとベストでした。逆に音質は素晴らしいとはもちろん言えないものの、走りながら聞くぶんには悪くない感じ。といわけで、しばらくこれで走ってみようと思います。三色展開で私は赤を買ったのですが、デザインも安っぽさが無くて良い感じです。

まだまだ寒くてランニングが辛い日もありますが、楽しいグッズで乗り切りましょう!