2012年3月31日土曜日

<本> 50歳を超えても30代に見える生き方

本屋に山積みになってたので、ちょうど人間ドックを受けた後でもあり買ってみました。

著者の南雲先生、最近露出が多いですね。
確かに見た目は若いので、キャッチーなのかもしれません。

さて、内容なんですが、まぁ、読み物としてはおもしろいです。んが、ここに書かれていることが全部信じられるかというと、うーむって感じ。時間があったら読んでみても良いんじゃないかな、くらいの感じ。

で、どんな感じかというと、前半は寿命の話。ここはすごく説得力があります。人間の最大寿命は130歳弱で、その寿命を全うできないのは…って話。テロメアの話も出てきたりしてうんうん、そうかと。ここから生活習慣、メタボの話からガンの話に繋がっていきます。ポイントは、現代の人間は食べ過ぎで、それがいろいろな不調を引き起こすってこと。確かにそうかも。

ところが、ここから先が私はちょーっと腹に落ちない。例えば、果物は食べられたがっているのに対して、野菜は食べられたがっていない=毒があるので生では食べちゃいけないとか、人間の一生における心拍数は決まっていて、心拍数を高めるスポーツは寿命を縮めるからやるべきではないとか…

まぁ、もしかしたら事実なのかもしれませんが、ちょっとそこまではって感じ。ちなみに、南雲先生は一日一食で済まされ、ゴボウ茶を飲んでご健康だそうです。

アンチエイジングも大切ですが、バランスなのかな。


<本> あらゆる領収書は経費で落とせる

今日は二子玉川の駅で待ち合わせていたのですが、強風で待ち合わせ相手が乗っている電車が遅延。二子玉川の駅構内のブックファーストで、目につくところにあったので購入。待ち合わせまでの時間と電車で読んで、先ほど読み終わりました。

余談ですが、二子玉川駅の改札内にあるドミニク・サブロンって、一部のパンがむき出しになってる気がするんだけど、埃っぽくなったりしないのかな?

閑話休題。
で、この本、元国税調査官の方が書いた本です。題名がアレなんですけど、内容は極めてまとも。自分で会社をやっている人(ある程度ご存知だと思いますが)や領収書、経理に興味がある人にお勧め。

実は去年、電子化された社会を実現するためにはどうすればよいかを議論する会社をまたいだプロジェクトみたいなことをやっていて、そのテーマの一つが電子領収書でした。領収書や税務関連については相当調べたのですが、その際に感じたのが「わかりにくさ」でした。この本は、事業を行う際の経費計上、税金について、非常にわかりやすく書かれていると思います。

そもそもサラリーマンだから関係ないやって方にもお勧めしておきます。日本って源泉徴収+年末調整が行われている珍しい国なので、サラリーマンだとあまり税金を意識することがないのかもしれませんが、こういうのを知っておくのって大事だと思います。

筆者の「国に税金を納めるくらいだったら…」って観点は若干極端な気もしますが、頑張って働いてせっかく収めた税金、有意義に使って欲しいですよね。

2012年3月17日土曜日

<レビュー> Galaxy Nexus SC-04D

「よくできたGoogle端末、Simple is best」


禁酒が終わったら、すっかりBlogの更新ができなくなってしまいました。
いや、今もワイン飲みながら書いてるわけですがw
Facebookにも少し感想をかいたのですが、改めてまとめておきます。

そんなわけで、まちはRatina Display搭載の「新しいiPad」の話題で持ちきりの今、docomoのAndroidスマートフォン、Galaxy Nexusを買って来ました。docomoの型番はSC-04D

この端末は現時点でdocomoから出ているスマートフォンとしては唯一Android 4.0(Ice Cream Sandwich)を載せた端末になります。いわゆるリファレンスモデルと言われるもので、要はGoogle自ら「ほら、こういうの!」ってのを示したモデルになります。もちろん開発者向けの機能も入ってます。
出た時から気になっていたものの、今回購入したのは値段が劇的に下がったため。ちょっとFacebookに書いた情報を引用。

2月あたりから祭りだったわけですが、今月に入って月々サポートが切れたタイミングで機種変含めて15000円台という激安価格に。さらに、15日(昨日)からはdocomoの値下げ攻勢が始まって10000円で機種変できる状況に。
というわけで、データ回線での機種変ができるかどうか確認の上、近くのドコモショップで確保。もちろんコンテンツとか一切なし。0円とか4800円の激安店もあるらしいものの、在庫無いとかコンテンツ10種とか…
ちなみにdocomoは3000円でSIMフリー化できるので、海外持ち出し用にもGood。
新規で買うと0円だし、MNPだと40000円くらいキャッシュバックされるケースもあるみたい。」


で、首都圏では流石に在庫が無くなってきているみたいです。この週末が最後くらいじゃないかな。欲しい人急いで!

端末としては、すごくよくできた、ある意味つまらない端末ですw
動作は速いし、ディスプレイはものすごく綺麗だし。カメラも500万画素なのですが、良い写りです。iPhoneにすごく近い感じっていうとわかるかな?
その代わり外部記憶メディアが使えなかったり、LTEに対応してなかったりします。が、docomoの回線もってて、普段はWiFi運用の人は絶対行っとくべきだと思いますよ、これ。機種変で10000円以下ってありえないし。

そんなわけで、一部の方にはおすすめ!

<追記>
えーっと、テザリングは将来のUpdateで対応となっていて、現状動きません。
しゃべってコンシェルとか対象外です。

2012年3月3日土曜日

<本> 非常識マラソンマネジメント他、これを読んでフルマラソンを完走しました!

早いもので、もう一週間たったわけですが、東京マラソンを走りました。ブログはこちら
今から思い起こしても良い体験でした。マラソン初心者の私が年末の12月に出走を決めてから、何に頼って完走にこぎつけたのか、ぼちぼちまとめて行きたいと思います。

まずは、本の話から。

美味しいお酒の勢いで出走をコミットし、申し込んでお金を払い込んだまでは良かったものの、とにかく不安なわけです。出るだけ出て、最初の数キロでリタイアすればいいやって考え方もあるかと思いますが、性格的に無理。出るからには完走したい。そうは言っても膝には爆弾があるので、文明の利器をフル活用しながら行けるところまで行くって作戦を取りました。

まず、何にチャレンジするにしても情報です。ええ、ググりまくりましたとも。当然、書籍も活用するわけで、買い込んだ本はこの三冊でした。一番役にたったのが「非常識マラソンマネジメント」でした。なにせ副題が

レース直前24時間で30分速くなる!

ですよ。これは楽で良さそうです。

この本は、基本的にレース前をどう過ごすのが良いのか、特に栄養補給などの面に重きが置かれています。さらにホノルルマラソンの走り方、東京マラソンの走り方や実際に有益なグッズや食料など情報満載。お餅を食べるってのが連呼されているのですが、私はお餅苦手なのでパンを食べましたが、これ以外はいろいろ参考になりました。かなり役立った感じ。

「非常識マラソンメソッド」の方は、マネジメントの前に書かれた本で、マラソン初心者が実際に走れるようになるにはというストーリーが書かれています。トレーニング方法など、有用ではあるものの、マネジメントの方が良いかな。

もう一冊の「マラソンは毎日走っても完走できない」は、ご存知Qちゃんを育てた小出監督が書いた本。これは岩本さんの本と違ってすごくオーソドックスな内容で、一言で言うと毎日ジョギングスピードで走っていても決して速くなるわけではなく、ビルドアップやインターバルを組み合わせた戦略的トレーニングが必要という内容。ただし、このトレーニングに取り組むには圧倒的に時間が…

本を読んでもマラソンを速く走れるわけじゃないとか言う人いますけど、こういうのって情報戦なんだと思います。この本を読めば、普段走らなくても完走できる、なんてことはありません。ただ、完走する確率を上げることはできると思います。時間があればいろんなことを試せると思うのですが、そうじゃない場合は確からしい情報に頼るべし。

マラソンにチャレンジしてみたいって方におすすめ、是非読んでみて下さい!

<本> バイラル・ループ

思うところあって、ちょっと前に読んだ本書を再読。

良い本。今読んでも内容的にまったく色褪せてないし、本質的なところを捉えてると思うので、この分野に関わってる人、マーケターのみならず、広くおすすめ。

「思うところあって」の内容を具体的に書くと、最近のWebサービス、特に立ち上げのやり方に若干違和感を感じてたってことだと思います。なんて言うのかな、意図的に「バズらせる」ってのが、少しやり過ぎなサービスも見受けられるようになり、それって本質的じゃないんじゃないの?と、思ってたわけで。

誤解してほしくないのですが、良いサービスを広めるためにバズらせる、バイラル係数を上げるってのは必要なことだと思います。特にマーケティング予算が限られる、もしくはほとんどないベンチャー系のサービスにとってはバイラル・ループがすごく大事なのは自明のこと。

ただ、やっぱりバイラルって「ワオの連鎖」だと思うわけです。自分が使ってみたサービスがすごくよかったから友達にも紹介したい、Twitterで「使ってみて!」ってつぶやく、ここがこうなったらもっと良いのにって意見を言う。で、どんどん連鎖が広がって結果的にサービスの利用者が増え、提供者側はサーバのCPUコストをひねり出しながらマネタイズへの道を見つけていく、みたいな。

なんだけど、サービス自体が「うーむ」なのに、FacebookやTwitterに勝手に投稿する(いや、もちろんOAuthの認証は掛かってるわけですが)のってどうなんだろうと。あまり心配することでもなくて、そのうちいつものパターンで淘汰されるのかもしれませんが。

あれ?レビューじゃなくて愚痴っぽくなっちゃったな。ま、いいか。

<レビュー> CANON EOS 5D Mark II

「3の予算で2とレンズが幸せかも」


そんなわけで、EOS 5D Mark IIIが発表になりました。スペックを見るとサプライズは無いものの、3年分の順当な進化が感じられ、たぶん良い絵が撮れるカメラになってるんだろうなと。が、ここであえて5D Mark IIってのはどうだろう?という話です。

5Dmk2は非常に良いカメラでした。発売は2008年の秋ごろだったと思います。24-105mm F4 ISのLズームと一緒に発表になったんだっけかな?当時はフルサイズがブームで、5Dmk2とNikonのD700、SONYのα900の特集がカメラ雑誌で組まれてたりしました。私は1DS MarkIIからの入れ替えだったと思います。1D系が重くて持ち出すのが苦になってたところに発表され、24-105mmのレンズセットを買いました。

このカメラ、出てくる絵は本当に素晴らしかったです。Flickr!のセットはこちら。スライドショーはこちら。16-35mm F2.8のLズームとか100mm マクロ、後は85mmなんかを良く使って撮っていた記憶があります。もちろん24-105mmのレンズも良くて、極端な話、この一本さえあればたいていの絵は撮れてしまうレンズだったりしました。

不満はAFのエリアが狭いのと、シャッターなどの動作音が気にいらなかったこと。OlympusのE-5が欲しくなった時に7Dとどっちを残すか考えた結果、7Dを手元に残しました。フルサイズが必要になったら将来買えばいいやという割り切りで。で、5D Mark III。今すぐに買うかというと微妙なところ。売り出し35万って考えると、だったら1DXかなという気もしてきます。CANONマウントのレンズを揃えてて、軽いフルサイズ機を待ってた方は迷わず買われるんでしょうけどね。あ、でもフルサイズで連写って必要ないし、望遠側欲しいから7D残して5Dmk3買いまし?うーむ…

さて、ここからが本題なのですが、CANONレンズが揃ってなくて、フルサイズに興味があって、という方がいらしたら、5D Mark IIと良いレンズを一本余計に買ってはどうでしょう?と思うわけです。今、Amazonで見ると、ボディだけなら17万、24-105L付きで24万。Mark IIIの予想価格はボディだけで35万、24-105L付きで45万。ここに20万の価格差が!20万あると結構色んなレンズが買えて、単焦点だと組み合わせによってはLレンズ二本、もうちょっと出すと70-200mmのLズームが買えます。マニュアルフォーカスで良ければツァイスのレンズも買えたりしますし、相性もばっちりです。

基本的に個人の趣味なので人それぞれと言ったらそれまでなのですが、5D Mark III買ってお金が尽きて互換レンズメーカの購買率ズームをつけるなんてのは愚の骨頂だと思います。ま、いいんですけど。

今回は5D Mark II+レンズって線をおすすめしましたが、この値段だともうすぐ発売のSIGMA SD1 Merrillがレンズ付きで25万くらいになりそうなんですよね。SIGMAのレンズを揃える気は無いので買わないと思いますけど、あ、でもマクロ専用機だったら…

って考えてる時期は楽しかったりしますよね。