2012年9月29日土曜日

<雑誌> NAVI CARS

雑誌は取り上げてこなかったのですが、すごく嬉しかったので…
NAVI CARS、第二巻発刊、さらに隔月月刊誌としてのスタートが決まったとのこと!

いや、めでたい。本当に良かった。いまさら自動車雑誌なんて売れるのかですって?一応イメージのためにAmazonへのリンクを貼ってありますが、早くも発売2日で売り切れになっており、書店でも手に入りにくい状態になってるそうです。早めに発注しておいてよかった…

車好きだった若かりし頃、CG(CarGraphic)やNAVIを買ってきては読みふけったものでした。CGは我々よりもひとつ前の世代から車好きを魅了し続けた雑誌で、猛者の中にはCGの発刊当初からのバックナンバーをほとんど揃えているという人も…NAVIはCGと比べると少しお洒落な+ライフスタイル方向に振った内容で、車と一緒のお洒落な生活というところが目指していた方向性だったのではないかと記憶しています。まーね、お洒落といってもそこは車雑誌。当時流行っていたPOPEYEやその他のナンパ系雑誌とは違います。キーワードはエンスー(エンスージアスト)で、今で言うオタク目線バリバリな特集や連載を楽しく読んだものでした。

そんなNAVIが廃刊を決めたのはいつのことだったでしょう?記憶に無いくらいなので残念でたまらなかったというよりは「そうか、時代の流れだよな」くらいに受け止めていたように思います。NAVIの後期といえば、某編集長の個性も手伝って、思いっきりファッション系に振られ、車雑誌としては若干違うベクトルに向いていたような気がします。

そして、ここに来てNAVI CARSとしての復活。いやぁ、良かった!うん、本当に。テーマは「もう一度クルマと暮らそう」だそうで、いやいや、そうだよねと思うわけであります。執筆陣は昔のNAVIに書いておられた人もいるものの、全体的に新しくなってる印象。だけど、いや、もう本当にクルマが好きなんで!というのが紙面から伝わってくる感じは変わりません。いや、ちょっとまだ肩に力が入ってる感じかな?

とにかく、昔NAVIを読んでいた方にもNAVI CARSから触れる方にも面白く読める雑誌になっていると思います。もしかしたら女子が目を通しても良いかもしれません。第一号、第二号とも瞬時に売り切れたらしいので、第三号はお早めにアサインを。

それにしても、第二号のエンスーなクルマ特集、各社自慢の「車好きが好きなクルマ」が名前を連ねる中、ホンダのクルマが一台も取り上げられなかったのが残念でなりません。NAVI CARSでクルマ好きの心を撃ちぬくクルマを発表してくれることを切にお祈りいたしております。

車関連の仕事とか書物とかしたいなぁ。

<レビュー> Apple iPhone5

「買う買わないではなく、どのキャリアにするかが問題」


そんなわけで、iPhone5にしてから一週間が経とうとしているので、とりあえずまとめておきます。数字的な進化やiOS6の機能(特に地図とか…)についてのレビューはたくさんあると思うので、感覚的なレビューをお届けしたいと思いますw

買わない理由は無い

まず、iPhone5に関しては買わない理由は見当たりません。そもそも電話に7万も8万も払う必要性がわからんとかおっしゃる方はスルーだと思われるので対象外。今までiPhoneを使って来た方から見れば、薄く、軽く、美しくそして速く進化したモデルなので、いっときましょうってことになるのかと。そして、今回は待望のフルモデルチャンジ。筺体から変わっているので新しいもの感も高いです。OSも進化して、より使いやすくなっています(地図を除く)。ガラケーを使ってきた方、Androidスマートフォンを使ってきた方、買いましょう。幸せになれます(地図を除く)。

素晴らしい仕上げ

今までのiPhoneもそこそこ仕上げがよく、持ってて嬉しい感が高いものでしたが、今回はさらに「良い物感」が上がってきています。この裏面のアルミ加工、他の素材とのチリ合わせ、ズレとかがまったく感じられず上質な感じが漂います。こういうのって、もともと日本企業が得意とする分野だったと思うんですけどね。問題は傷がつきやすいという報告があるのと、それを避けるためにカバーをつけるとこの美しさを楽しめなくなることでしょうか。でも、iPhone5、早速落としてガラス割った人もいるしなぁ。
ちなみにカバーをつけてると、殆どの人がiPhone5だと気が付かないみたいです。カバーを外すと「あっ!」っという声がw

やっぱりLTEとテザリング

iPhone5のハードウェア的な特徴の一つが、高速な通信ができるようになっていることです。LTEという3Gと比べると圧倒的に速い通信が使えるというのがポイント。ところがこのLTE、日本においては整備途上のもので、キャリアによって通信できるエリアがかなり違います。また、この回線を使ってPCなどをネットに接続できるテザリングも使えるようになっているのですが、この対応もキャリアによって異なっていたりします。

私はAU

iPhoneは、ずっとSoftbank Mobileの回線で使ってきたのですが、今回はAUにしました。事前に流れていた情報から判断して、自分が生活している圏内では圧倒的にAUの回線の方が良いであろうこと、すぐにテザリングを使いたかったことが大きな要因。
買った後でこんな記事も読んだのですが、確かにAU iPhone5は電池の持ちも良い気がします。AUのエンジニアさん、がんばったのね!

au版「iPhone 5」で真に注目してほしいポイント--KDDI田中社長が熱弁 »

問題はカメラ

現状、唯一の問題点はカメラ。画質的には問題ないのですが、画角が若干変わったことに戸惑っています。具体的には広角側に振られ(写る範囲が広くなった)最短撮影距離も長くなった気が。お料理の写真を撮ることが多いので少し混乱気味。
もう一点、光源が入るとひどいパープルフリンジ(紫の写り込み)が発生すると言われているのですが、私の使い方では発生していません。

まとめ

というわけで、買わない理由は無いので、どのキャリアで契約すると幸せになるのかを考えて早いところ手に入れましょう。あ、iPod+ルータって手もあるかもしれないけど、テザリングを考えるとiPhone5一本にまとめちゃうというのも手です。私はしばらくXiルータと併用しますが、AU LTEのエリアが広がってきたら一本化する予定。

ところで、iPhone5って何かに似てると思ってたんですが、某宇宙映画に出てきた黒い石版、モノリスって…

2012年9月17日月曜日

<本> 僕は、だれの真似もしない

前刀さんが書かれた本。ジャンルとしてはビジネス書や事項啓発本に入るのかな?
意外にも初めての出版だそう。

前刀さんはライブドアを起ち上げ、当時のオン・ザ・エッヂに売却後、アップルの日本法人代表を勤められた方。なんて話も知らない人が増えてるのもしれませんね。最近では、朝のフジテレビに出ているイケメン経営者って言った方がわかりやすいかもしれません。

私は以前、前刀さんのお話をお聞きする機会があったのですが、その時のお話とこの本の内容はまったくブレてない印象。キーワードは「セルフイノベーション」「connecting the dots.」あたりでしょうか。とにかく、現状に甘んじて何も考えずに過ごしていてはダメで、未来を見据え、自己改革をしながらいろいろやってみよう、そこから誰も考えつかないようなプロダクトやサービスが生まれてくるんだって筋になっています。

「論理より感性」であるとか、数字至上主義への否定、いわゆる市場調査的なマーケティングメソッドへの否定。今の働き方への疑問を含めて実は書いてある事は家入君が言ってることに近かったりする気がします。個人的には共感するところポイント多数。画一的な人間を作ってしまう教育自体に疑問を呈しており、前刀さんは実際にリアルディアという教育のための会社を興されています。

そんなわけで、興味が有る方は実際に手にとって読んで見ることをおすすめします。

元◯◯会社取締役って名刺を持ってる人がいて信じられない!とDisりながら、本の表紙にはしっかり「前アップル日本法人代表」って入ってるのはネタなのかな?w

2012年9月16日日曜日

<本> 新東京いい店やれる店

男子諸君、無条件で買うべき本です、これは。
(ちなみに、女子は買っちゃいかんと前書きに書いてありますw)

泣く子も口説く、ホイチョイ・プロダクションズのグルメ本。
ホイチョイといえば、「気まぐれコンセプト」だったりするわけですし、「私をスキーに連れてって」の大ヒットや、一部で真面目にマニュアルとして使われてしまった「見栄講座」などでも心に残るクリエイター集団なわけであります。

んで、彼らが作ったグルメ本ですから、生半可なわけがありません。
コンセプト的には、ウンチク含めて女の子を口説けるお店を紹介するって建てつけになってるわけですが、値段的なお得感などもしっかり解説してあり、これは実際に足を運んで食べてるなと思うわけであります。

お店のセレクションは流石の一言。いやね、この人達相当食べ歩いてますよ。それも昨日今日の話ではなくかなりのペースで。実はグルメ本というジャンルは難しくて、それこそ閉店しちゃうお店もあり、新しいお店だと再訪すると「ん?」となって味が安定してない場合もあり…

訪問したことが無いお店だけでなく、えーっ、こんなところに?ってお店もあり。ウンチクの部分も薄っぺらい話ではなく、読み物としても楽しく読むことができました。やっぱりこういうのは食べログじゃできない話。

題名がアレだったり帯に大文字で「エロ本です」って書いてあったり、中々手に取りづらい本かもしれませんが、そのあたりの演出を含めて楽しみましょう。

もう一度書きますが、男子諸君、絶対買いましょう!


2012年9月9日日曜日

<本> 起業成功マニュアル

あまりにも有名な、元アップルのエヴァンジェリスト、ガイ・カワサキさんが書いた本。
これもちょっと昔に発注して積んであったのを、スーツケースに突っ込み、プールサイドで読みきりました。

起業を考えている方、もしくは実際に会社を立ち上げている方には必須かな。
いまやVCのCEOを務めるガイ・カワサキ氏が、会社を立ち上げるために必要なプロセスについて具体的に解説してくれています。

実は、起業に関する情報は最近至る所にあったりするのですが、この本の特徴は抽象論ではなく具体論、そしてユーモアを交えた解説がなされていること。実際にVCを運営しているからこその記述も多く見られ(例えばVCがこういう発言をしたら断られていると思えとか)ニヤニヤしながら読みました。有用であって、読み物としてもおもしろい=素晴らしい本ですね。

すぐに起業を考えていない方にとっても、プレゼンテーションの仕方、話術の話など参考になることは多いです。

一点だけ文句を言うとすると、原題である「THE ART OF  THE STARTUP」を何故「完全網羅起業成功マニュアル」という邦題にしたのかってところ。起業成功マニュアルって言うと、怪しいノウハウ本に見えちゃう気がします。内容はまさに原題がぴったり。起業のARTについて書かれた本。

とにかく、すぐに発注して読んで欲しい!そんな一冊でした。