2012年3月3日土曜日

<本> バイラル・ループ

思うところあって、ちょっと前に読んだ本書を再読。

良い本。今読んでも内容的にまったく色褪せてないし、本質的なところを捉えてると思うので、この分野に関わってる人、マーケターのみならず、広くおすすめ。

「思うところあって」の内容を具体的に書くと、最近のWebサービス、特に立ち上げのやり方に若干違和感を感じてたってことだと思います。なんて言うのかな、意図的に「バズらせる」ってのが、少しやり過ぎなサービスも見受けられるようになり、それって本質的じゃないんじゃないの?と、思ってたわけで。

誤解してほしくないのですが、良いサービスを広めるためにバズらせる、バイラル係数を上げるってのは必要なことだと思います。特にマーケティング予算が限られる、もしくはほとんどないベンチャー系のサービスにとってはバイラル・ループがすごく大事なのは自明のこと。

ただ、やっぱりバイラルって「ワオの連鎖」だと思うわけです。自分が使ってみたサービスがすごくよかったから友達にも紹介したい、Twitterで「使ってみて!」ってつぶやく、ここがこうなったらもっと良いのにって意見を言う。で、どんどん連鎖が広がって結果的にサービスの利用者が増え、提供者側はサーバのCPUコストをひねり出しながらマネタイズへの道を見つけていく、みたいな。

なんだけど、サービス自体が「うーむ」なのに、FacebookやTwitterに勝手に投稿する(いや、もちろんOAuthの認証は掛かってるわけですが)のってどうなんだろうと。あまり心配することでもなくて、そのうちいつものパターンで淘汰されるのかもしれませんが。

あれ?レビューじゃなくて愚痴っぽくなっちゃったな。ま、いいか。

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