2012年2月2日木曜日

Panasonic LEICA DG SUMMILUX 25mm


「このレンズのためにM4/3ボディを買っても良いレンズ」


モノ系レビュー第一弾は、これにしようと決めていました。
Panasonicのマイクロフォーサーズ用レンズ、LEICA DG SUMMILUX 25mm。

マイクロフォーサーズは画角が焦点距離の二倍換算になるので、35mmフィルムカメラの画角に換算すると50mmとなり、ちょうど標準レンズの範囲を切り取れるレンズになります。発売前から期待されていたレンズですが、私は同じPanasonicの20mm F1.7を常用レンズにしており、これもなかなか良い写りをするので発売直後は様子見。
ところが、信頼するminami-sanのBlogでも最高レベルの評価。結局我慢できずに購入したわけですが、まさに買ってよかったプロダクトでした。もしかしたら、2011年に買ったものの中で満足度トップレベルかもしれません。

このレンズ、とにかく写りが素直。コーティングが良いのでしょうか、光が綺麗に写ってくれます。もちろん写りが良いレンズは他にもたくさんあります。特筆すべきはマイクロフォーサーズのボディと組み合わせると、非常にコンパクトで軽いシステムにできること。このレンズを購入した人の多くが「うん、もうこれでいいかなと思った」と言うのも納得が行く写りです。実際問題、私もこのレンズを一本だけ付けて持ち歩くことが多くなりました。

開放も使えて絞り込んでも使え、さらにモノ撮りから人物まで広く使えるレンズです。歪みもほとんど感じられず、逆光にも強く、収差もほとんど感じることができません(マイクロフォーサーズのレンズなので、ボディ側で補正をしていると思いますが)。AFのスピードも速く、F1.4の明るさなので暗いところでもそこそこ粘ります。というか、このレンズが厳しい暗さは素直にマイクロフォーサーズを諦めて大きなカメラを持ち出すしかないかと。

弱点というほどでもないですが、手ぶれ補正機能がついていないところは認識する必要があるかもしれません。おすすめは、このレンズをオリンパスのボディで使うこと。オリンパスはボディ側に手ぶれ補正機能を持っているので、このレンズを付けてもしっかり手ぶれ補正が効きます。もっと言っちゃうと、最新のカメラをレンズセットで買うんだったら、一世代古いオリンパスのボディとこのレンズを買うって手もあります!(私は主にE-PL2と組み合わせて使ってます)それくらいおすすめ。ちなみにオリンパスのボディと組み合わせると、シャッターボタンを半押しした状態で露出羽根が動く音がカタカタします。気になる方は事前にテストを。

あとはもう少し寄れると理想的なのですが、これはわがままかもしれません。写りはこちらのFlickr!セットで見てください。Panasonicの商品ページはこちら

えー、昔からレビューは厳しめなのですが、今回はベタ褒めですね。今は手放すことが想像できないくらい好きなプロダクトです。


0 件のコメント:

コメントを投稿